いわしブログ

京都のウィンドミル代表いわしのブログです。wordpressやfacebookの設定、ブログ運営について備忘録代わりに更新してます。最近は動画も作ってます。

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祇園祭宵山 役行者山の護摩焚き

      2016/08/07

祇園祭 役行者山の護摩焚き

祇園祭の後祭に登場する役行者山では、修験道の開祖である役行者にちなみ、後祭宵山の7月23日に本山修験宗総本山聖護院から山伏が多数参詣し、役行者山の前で山伏問答や護摩焚きが行われます。

一般道路上の護摩焚きは他に例がなく、京都の町中で行われる祇園祭ならではの行事となっています。後祭宵山の日はたまたまその場に居合わせたので、役行者山で護摩焚きの様子を見物しました。

祇園祭後祭 役行者山の護摩焚き

祇園祭 室町三条

いわしのお客さんが本社を構える役行者町は、その名の通り役行者山がある祇園祭の鉾町です。和装のメッカとも呼べる京都の室町通りに面し、祇園祭の期間中は多くの人で賑わいます。

祇園祭後祭で登場する10基のうち、役行者山は修験道と縁が深く、それにちなんだ行事として毎年室町通の路上で、聖護院門跡の山伏による護摩焚きが行われます。

役行者山 護摩焚き

以前の祇園祭は全ての山鉾が同じ日に巡行していたのですが、2014年から内容が大きく変更され、49年ぶりに前祭・後祭が復活しました。それに伴い、役行者山が登場する後祭は7月21〜24日という日程になり、山鉾巡行は24日、護摩焚きはその前日の23日になりました。

祇園祭後祭 役行者山について

祇園祭 役行者山

役行者山は姉小路室町に位置し、応仁の乱以前から存在している舁山(かきやま)です。

祇園祭の山鉾は鉾、 曳山、 舁山、 傘鉾の4種に分類されます。鉾や曳山には車がついていて、みんなで引っ張りますが、舁山は肩に担いで巡行する山鉾です。

役行者山の名称は、修験道の開祖として知られる役小角が一言主神や葛城神と共に、葛城山と大峰山の間に橋をかけたという故事から来ています。その故事の通り、役行者山には御神体として役行者と一言主神(ひとことぬしのかみ)、葛城神(かつらぎのかみ)の三体が祀られています。

役行者山 一言主神 葛城神

山鉾巡行の当日は、御神体の役小角が祠の中で経典と錫杖を手にして鎮座し、その左右に一言主神と葛城神が祀られます。

役行者山 護摩焚きの様子

役行者山の護摩焚きは、後祭宵山の14時から始まります。まず山伏問答からスタートし、それから四方祓いの儀、護摩壇の祓いと続き、最後の護摩焚きに至ります。

護摩焚き開始前の様子です。すでに護摩壇が用意され、山伏の到着を待ちます。手前にある椅子は役行者山の関係者や役行者町内の方のために用意されたものです。

祇園祭 役行者山 護摩焚き開始前

開始時刻の14時になると、遠くから法螺貝の音が聞こえてきました。六角堂からスタートした山伏様ご一行は、護摩焚きの前に修験道ゆかりの山伏山、浄妙山、霰天神山、南観音山、北観音山、八幡山を巡拝し、最後に護摩焚きを行うため役行者山に向かいます。

役行者山 山伏

結界内に入るために、山伏であることを証明するための「山伏問答」が行われます。問答の内容は氏素性に始まり、修験道の開祖や修験の教え、山伏の道具や装束に関する質問が続き、それに答えて間違いなく聖護院門跡の山伏であることが認められると、結界内に入ることができます。

役行者山 山伏問答

山伏が結界内に入ると四方祓いの儀が始まり、場を清めるために弓矢が放たれます。続いて斧や刀で護摩壇を祓い、祝詞を読み上げながら護摩壇に点火します。

役行者山 護摩壇に点火

山伏による般若心経の読経や法螺貝の音と共に、護摩木がくべられていきます。

役行者山 護摩焚き 護摩木をくべる

風向きによっては煙が手前に流れ、周囲が真っ白になります。これはガマンするしかないですねぇ・・・(^_^;

役行者山 護摩焚き

2016年度の護摩焚きは天候にも恵まれ、1時間ほどで無事に終了しました。最後に火の後始末をします。

役行者山 護摩焚き 火の後始末

結界に付けられていた紙(御幣)やヒノキの枝は、玄関に飾っておくと厄除けになるそうです。護摩焚き終了後にいただいて帰りましょう。

「役行者山の護摩焚き」動画

京都新聞の動画ライブラリに「役行者山の護摩焚き」がありました。ご参考まで・・・

http://www.kyoto-np.co.jp/kp/movie/?r=news&y=2015&v=ul9a93s6

役行者山の護摩焚き(2015年7月23日) ニュース動画 – 京都新聞

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