GoogleアドセンスにサブドメインのURLを追加して、広告設置する方法をご紹介します。
アドセンスに登録できるURLには制約があり、基本的にパスやサブドメインは登録できません。
サブドメインのサイトやブログに広告を設置する場合は、まず独自ドメインを登録してアドセンスの審査に合格する必要があります。その後に管理画面からサブドメインのURLを追加します。
独自ドメインで審査に合格した後なら、改めてサブドメインを追加する時でもアドセンスの審査は不要です。広告コードは独自ドメインと同じものが使えます。
あと、ライブドアブログや、はてなブログ、Seesaaブログなどの大手無料ブログであれば、サブドメインのURLでもアドセンスに追加できる場合があります。
サブドメインはアドセンスに登録できない
サブドメインとは、独自ドメインを用途に応じて分割する時に使われるドメイン名のことです。サーバーに独自ドメインが設定されていれば、サブドメインも簡単に追加できます。
わかりやすい例では、Yahoo!が関連サービスをサブドメインで展開していますね。
yahoo.co.jp : ヤフー本体
shopping.yahoo.co.jp : ヤフーショッピング
auctions.yahoo.co.jp : ヤフオク
news.yahoo.co.jp : ヤフーニュース
ところで、Googleアドセンスに登録できるURLには制約があるのをご存知でしょうか。アドセンスは独自ドメインのみ登録可能で、パスやサブドメインは登録できません。
独自ドメインでメインサイトを作って、サブドメインでメインサイトの関連ブログを運用している場合は、まずメインサイトをアドセンスに登録して審査に合格しないといけません。
メインサイトとブログの内容が違う場合は、アドセンスの審査に合格するか気になりますよね。でも、心配は無用です。まずは何も考えずに独自ドメインを登録してください。
サイトのコンテンツが少なかったり、内容がアドセンスポリシー違反でない限り、それなりの中身があればアドセンスの審査に通ります。あとは管理画面からサブドメインを追加すればOKです。
Googleアドセンスの登録方法と審査の手順は、以下の記事を参照してください。
アドセンスにサブドメインを追加
では、Googleアドセンスの管理画面からサブドメインを追加してみましょう。右メニューの「サイト」→「サマリー」に進んで、サブドメインを追加する独自ドメインを選択します。
ドメイン右下の「詳細を表示」をクリックします。
「サブドメインの管理」に進みます。右上の「サブドメインを追加」をクリックします。
「サブドメインの追加」からサブドメインのURLを入力して「追加」します。
これでアドセンスに新しいサブドメインが追加されました。
サブドメインブログに広告貼り付け
続いてサブドメインのブログに広告を設置してみましょう。
アドセンス広告の設置は、すべておまかせでサイト全体に広告を表示できる「自動広告」と、広告数や広告位置を決めて個別に貼り付ける「広告ユニット」があります。
どちらも広告コードを取得して、サイトやブログに貼り付ければOKです。広告コードは独自ドメインとサブドメインで分ける必要はなく、同じものが使えます。
もちろん、サイトや広告ユニットごとの数値を見るなら、広告コードは分けてもOKです。
アドセンス広告の貼り方は、以下の記事で詳しく説明しています。
自動広告貼り付け
まずはサブドメインブログに自動広告を貼り付けましょう。サイト名の右端にある「編集」から、広告配置をプレビューで確認してコードを取得します。
「広告設定のプレビュー」でサブドメインを入力して、右側の「自動広告」をオンにするとプレビューが表示されます。広告設定を確認して「サイトに適用」をクリックします。
このコードをコピーして、サブドメインブログに貼り付けます。「コードをコピー」して「完了」してください。
あとはコピーした広告コードをサブドメインブログの<head></head>タグの間に貼り付けまず。コードの貼り方は、サイトやブログによって異なります。
WordPressの場合は、左ダッシュボードの「外観」から「テーマエディター」に進み、テーマファイル内にある「テーマヘッダー(header.php)」を選びます。
ファイル内のHTMLコード<head></head>タグ内に、コピーした確認用コードを貼り付けます。よく分からない場合は</head>の直前に貼り付ければOKです。
また、WordPress用ブログテーマの中には、設定機能でheadタグ内に広告コードを追加できるものがあるので活用してください。
広告ユニット貼り付け
次はサブドメインブログに広告ユニット「ディスプレイ広告」を貼り付けてみます。
サマリーから「広告ユニットごと」→「新しい広告ユニットの作成」に進むと、最初に作成できる広告ユニットが3つ表示されているので「ディスプレイ広告」を選びます。
ディスプレイ広告のプレビューが表示されました。広告はスクエアの他に横長タイプ、縦長タイプが選択できるので、プレビューで確認してください。
広告サイズを「レスポンシブ」にしておくと、サイトの横幅に合わせてサイズが自動調整されます。あとは広告ユニットの名前を入力して「作成」をクリックします。
「広告を作成しました。コードを配置してください」とあるので、広告コードをそのままコピーして「完了」します。
あとはブログのウィジェット等を利用して、希望する位置に広告コードを貼り付けてください。
アドセンスに追加できるサブドメインの無料ブログ
Googleアドセンスに登録できるURLには制約があり、サブドメインは基本的に使用できません。
無料ホームページ制作サービスや無料ブログのサイトURLを見ると、大抵はアドセンスに登録できないパスかサブドメインのURLになっています。
ただし、サブドメインで運営しているライブドアブログや、はてなブログ、Seesaaブログなどの大手無料ブログであれば、アドセンスに追加できる場合があります。
ライブドアブログのURLは「abcdefg.blog.jp」のようなサブドメインですが、URL登録時の警告は表示されませんでした。
はてなブログもサブドメインのままでOKですが、アドセンス申請の際は、はてなブログProへ加入して独自ドメインを取得することが推奨されています。
SeesaaブログもサブドメインのままでOKでした。
他にもサブドメインのURLで登録できる無料ブログがあるようです。まずはアドセンスの申し込み画面から、サブドメインのURLを入力してみてください。
アドセンス申請用の独自ドメインサイトを作成する
あと、何らかの理由で独自ドメインサイトを作成せず、サブドメインだけでブログを運用している場合ですが、アドセンス申請用の独自ドメインサイトを後から作成するという方法があります。
そのためにはアドセンスの審査に合格するような独自ドメインサイトを作成しないといけませんが、今のところ2000文字程度のコンテンツを10記事ほど作成すれば審査に通るようです。
また、既存のサブドメインブログを流用して、独自ドメインにアドセンス申請用のコピーサイトを作るという方法もあります。審査に合格したら、独自ドメインの方は消しても大丈夫です。
明らかなポリシー違反やコンテンツ不足は別として、審査の際はサイトの中身を厳密に判断しているわけではないようなので、まずはアドセンスに登録してみましょう。
ただし、審査基準が変わるかもしれないので、あまりオススメできる方法ではありません。できれば独自ドメインサイトは通常運用できるようなものを作成してください。
アドセンス サブドメインの審査
Googleアドセンスは、独自ドメインで一度審査に合格すると、その後に新しくサブドメインやパスを追加しても、アドセンスの審査を受ける必要はありません。
アドセンスの管理画面からサブドメインを追加した時も、アドセンスの審査はありませんでした。そのままURLを入力するだけでサブドメインを追加できます。
ただし、サブドメインで登録した無料ブログは、当然ながら審査を受ける必要があります。
アドセンスの審査基準は、対象のサイト内に十分なコンテンツがあること、あとはアドセンスポリシーに準拠していることが必要です。例えばアダルトやギャンブルのブログ、またページ数や記事あたりの文字数が少ないブログは審査に通らないようです。
独自ドメインとサブドメインで審査基準の違いはないようですが、審査を受ける際は、アドセンスポリシーをしっかり確認してから申請してください。