簡単にわかる! 中国のインターネットとウェブサービス事情

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中国ウェブサービス事情

最近、お仕事の関係で中国独特のインターネット事情に触れる機会が増えました。

中国のウェブサービスを使って何かを始める場合、中国語という言葉の壁だけでなく、中国インターネット特有の制約や事情がたくさんあるので、いろいろお勉強しないといけません。

中国独特のインターネットとウェブサービス事情を人に説明するのはなかなか難しいのですが、いわしなりに解釈して、簡単に理解できるようにまとめてみました。

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中国インターネット事情

中国インターネット情報センター(中国互聯網絡信息中心、CNNIC)によると、中国のインターネットユーザー数は6億4900万人もいるそうです(2014年末)。

そのうち、モバイルやスマホからのアクセスは5億5700万人で、2013年末から5672万人も増加しています。中国ではPCよりモバイルからのアクセスの方が多く、その数も猛烈な勢いで増えています。

とはいえ、アメリカなどの先進国で70%を超えるインターネット普及率は、未だ47.9%にとどまっています。農村部や中小都市になると全体の4分の1程度しか普及しておらず、やはり都市部との格差は大きいようです。

また、中国のインターネット事情は独特で、言葉の壁以外にもいろいろな制約があるほか、FacebookやTwitter、youtubeなどのメジャーなウェブサービスが使えないので、中国独自のウェブサービスが発達しています。

皆さんもBaidu(百度)やWeChat(微信)、Youku(优酷)、weibo(微博)、QQなんて言葉を聞いたことがあると思います。

中国インターネット事情を知らない人には馴染みのない名前ばかりですが、どれも言葉は違えど、インターネット上のウェブサービスであることに変わりはなく、仕組みや使い方はメジャーなサービスとそんなに変わりません。でも、中国語がわからないと使うのはしんどいかなぁ・・・

インターネット検閲「金盾」グレートファイアーウォール

中国 万里の長城 グレートファイアーウォール
中国ではインターネットに対する検閲が行われており、数万人規模のサイバーポリスがインターネット上の不都合な情報などを監視していると言われています。

これは中国国内だけでなく海外サイトも同様で、他国のサイトで不都合な情報が掲載された場合、中国国内からのアクセスが遮断されます。

このシステムは「金盾」と名付けられ、万里の長城をもじって「グレートファイアーウォール」とも呼ばれています。ネット上の不都合な情報は、ネット版万里の長城で侵入を防ぐということです。

ウェブサイトだけでなく、チャットやメッセージも監視の対象とされ、政府に不都合な批判が現れると、通常は数分で削除されます。このような検閲や監視は、中華ウェブサービスだからこそ可能なことで、FacebookやTwitter上でこんなことはできません。

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FacebookやTwitter、youtubeは使えない

中国からブロックされているウェブサービスやサイトは結構あります。世界で一般的に使われているFacebookやTwitterなどのSNS・youtubeなどの動画サイトは、基本的に中国からアクセスできないと考えてください。もちろん、抜け穴はありますが、そんなことができるのはウェブに詳しい一部の限られた人だけです。

その代わりに著名サービスとほぼ同一の中華ガラパゴス的ウェブサービスが発達しています。

たとえば、中国で検索エンジンと言えば「Google」や「Yahoo」ではなく、百度(Baidu)のほうがメジャーです。動画も「youtube」ではなく、Youku(优酷)なのです。

他にも中国ならではのウェブサービスがたくさんあって、独自の進化を遂げています。でも、全部パクリサイトのように見えてしまうのはいわしの気のせいでしょうか・・・(^^;

中国からアクセスできないサイト

主だったものを挙げてみました。これらは中国国内からブロックされているため利用することができません。メジャーなウェブサービスはほぼアウトですね。

理由は中国側で情報統制ができないからでしょう。都合の悪い情報はソーシャル上ですぐ拡散するので、元から使えなくしてしまえということです。

下の4つは主に日本中心です。これ以外にもアクセスできないサイトはたくさんあります。

● Facebook
● Google+
● Twitter
● Youtube
● Ustream
● LINE
● FC2
● アメーバブログ
● ニコニコ動画

中国からアクセスできるかどうかは「Blocked in China」で確認できます。使い方ですが、確認したいドメインを入れて「Test」を押すだけです。

Screenshot of www.blockedinchina.net

Test if any website is Blocked in China in real-time

とりあえずGoogleを調べてみましたが、なぜか「google.com」はOKなのに、「google.co.jp」はダメでした。反中ネタが多いからでしょうかねぇ。時期によっては通ることもあるようです。

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LINEよりも進んだメッセンジャーアプリ WeChat(微信)

微信 WeChat ロゴ
中国にはLINEよりも進んだメッセンジャーアプリ、WeChat(微信)があります。

WeChat(微信)は、日本ではあまりなじみのないメッセンジャーアプリですが、中国に友だちや知り合いがいる方は、大抵WeChatを使っているはずです。

日本で言うとLINEみたいなものですが、実際に使ってみるとLINEよりはるかに進んでいる部分もあって、「中華インターネット侮れず」と思うこともしばしばです。例えば動くスタンプなんかはWeChatの方が断然早かったですしね。

音楽や動画のやりとりも簡単なのですが、この辺の著作権無視っぽい所は良くも悪くも中国ですなぁ。他にもタクシー呼出アプリや割引クーポンサイトとの提携、電子マネーなど、タダのメッセンジャーアプリとは思えないほど多機能化が進んでいます。

お正月(春節)のお楽しみ、お年玉のやりとりもWeChat(微信)で出来てしまいます。電子マネーのお年玉はどうも風情に欠けるような気がしますけどね・・・

Screenshot of blog.livedoor.jp

中国ソーシャルメディア雑記 : 電子お年玉(紅包)利用ユーザーが増加 QQでは6.71億、WeChatでは10.1億件のやり取りを記録

ちなみに、「天猫(Tモール)」や「淘宝網(タオバオ)」などのネットショップでは、顧客対応はチャットやインスタントメッセージで行われています。日本では電話やメールが一般的ですが、こちらも手軽といえば手軽な方法ですね。

中国のウェブサービス

最後に中国でメジャーなウェブサービスをいくつか紹介します。

Baidu(百度)

baidu 百度
類似サービス : Google、Yahoo!
中国最大の検索エンジンで、中国国内ではGoogleを抑え、圧倒的なシェアを誇ります。全世界の検索エンジンシェアではGoogleに次ぐ第2位となっています。

WeChat(微信)

微信 WeChat ロゴ
類似サービス : LINE、Facebookメッセンジャー
インターネット通信大手の騰訊(Tencent)が運営するメッセンジャー。月間アクティブユーザ数は5億人(2014年第4四半期)で、中国だけでなく海外でも利用されています。

人人網

renren.com 人人網
類似サービス : Facebok
Facebookと同様にウォール上に写真やコメントを掲載して、友人同士でシェアするサービスです。ユーザー数は2億5700万人(2014年前半期)

Youku(优酷)

youku 优酷
類似サービス : Youtube、ニコニコ動画
中国最大のビデオストリーミングサイトです。調査によると、中国では75%の人がテレビよりウェブ動画を好むとされています。wifiが発達しているので、町中でもスマホで動画を見るのは簡単ですよ。視聴者は4億5000万人、毎月の視聴時間57億時間(2014年)

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