しいたけ栽培設備 増設工事中

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しいたけ栽培設備

昨年から続けているしいたけ栽培を本格化するべく、新しいしいたけ栽培用の設備を作っています。その規模は畳48畳分、今までの6倍という大きさですが、設備の立ち上げは他人の手を借りず、すべて手作りで進めてます。

この設備は今までの経験を活かし、以前よりも断熱材を厚くして断熱性を高めると同時に、暖房・冷房使用時のエネルギー消費量を可視化できる仕組みを導入します。また、将来は温度調節や散水を自動化することも考えてます。

新設備の立ち上げ予定は今のところ一棟だけですが、使ってみて問題がなければさらに設備を増やし、しいたけ栽培を本格的なビジネスとして成り立つ大きさまで持っていこうと思ってます。

しいたけ栽培設備 増設工事中

しいたけ発生

全く経験のない状態で始めたしいたけ栽培も開始から1年以上が過ぎ、何となくしいたけの出し方がわかってきました。一番の懸念材料だった夏場の栽培も、幾度となく発生が止まるというトラブルに見舞われましたが、温度と湿度の調整で何とか乗り切り、一応は通年栽培の目処が付きました。

今まではしいたけ栽培のノウハウを実地で検証するため、8畳ほどのテスト施設で栽培を続けてきましたが、この規模では家庭菜園に毛が生えた程度のレベルなので、いつまでたってもビジネスとして成り立ちません。

しいたけ栽培を始めてからまだ1年ほどの経験しかなく、しいたけ栽培を完璧に理解したと言うには程遠い状況ですが、ここはあえてリスクを冒し、ビジネスとして成り立つ大きさまで手を拡げてみることにしました。そのためには、本格的なしいたけ栽培用の設備が必要になります。

ただ、今のところ多額の投資ができるほどの余裕もないし、しいたけ栽培自体それほど利益が見込めるビジネスではないので、初期投資を抑えないといけません。そんなわけで、周りの人たちに話を聞きながら、図面の作成、資材の手配から実際の工事まで、すべて自前で進めてます。

自前だと費用は材料費だけで済むし、何にどれだけの手間がかかって、原価がいくらなのかも理解できますからね。

とはいえ、全く経験のない分野の作業ばかりで勝手がわからず、なかなか捗りませんが、今はyoutubeで検索すれば大抵の技術が動画でアップされているので、それを見て勉強しつつ、日替わりでなんちゃって左官屋さん、なんちゃって職人さん、なんちゃって大工さんをやってます。

しいたけ栽培設備 工事の流れ

製作中のしいたけ栽培設備はおおよそ80平米、テニスコート半面分ぐらいの大きさです。菌床の数は一気に2000個ぐらいまで増やせますが、これだけ大きな設備を作るとなると結構大変です。設計図や図面も作りましたが、現場に照らし合わせてみるとうまくいかないことが多く、後から何回も修正することになりました。

今はやっとこさ基礎工事が終わったところですが、せっかくなので、その過程を一からご紹介します。

まずは床の基礎工事から。コンクリートを流す枠を作るため、レーザー測量機を使って床に図面通りの線を引き、それに合わせて胴縁をコンクリート釘で打ち付けていきます。胴縁とは汎用の建築資材として使用する細い木材で、ホームセンターに行けば10本千円チョイぐらいで売ってます。

しいたけ栽培設備 コンクリート枠

続いて胴縁のすき間をコーキング材で埋めていきます。床がデコボコなのですき間に気づかず、一度テストでコンクリートを流した時はダダ漏れしてエラい目に合いましたよ。

しいたけ栽培設備 コンクリート枠

枠の中に水を流して、漏れがないかどうか何度も確認しました。きちんと埋めたつもりなのに、水を流せばこの有様・・・こんなもんすぐ終わるわ~と思いきや、えらく時間がかかりました。後から聞くと、マスキングテープ等を使えばもっと楽に作業できたとのこと。

しいたけ栽培設備 マスキング

続いて枠内にコンクリートの食いつきを良くするためのプライマーを塗布していきます。

しいたけ栽培設備 コンクリート用プライマー塗布

コンクリートブロックを載せるので、ドリルで床に穴を開けて固定用の長ネジを差し込みます。床との固定はどうすんのかと思いましたが、穴に打ち込めば底が広がって固定できるヘッドインアンカーってのがあるんですねぇ。

しいたけ栽培設備 長ネジ差し込み

床がデコボコなので、このまま上物を作ると寸法が狂ってガタガタになります。実験用の小さな設備は基礎を作らず、現場合わせでやりましたが、大きな設備になるとそうはいきません。そのため、基礎の部分だけセルフレベリング材を流しました。

セルフレベリング材は流動性が高く、水のように薄く水平に広がって平滑な床を作ることができるセメントです。

しいたけ栽培設備 セルフレベリング材

セルフレベリング材は硬化が早いので、水と混ぜたらすぐに流さないといけません。最初の作業では混合に手間取ったため、流す前に固まって失敗したのでセルフレベリング材をもう一袋買い足す羽目になりました。

手作業で混ぜたのがダメだったようですが、電動ドリルにミキサー用の羽根を付けて混ぜるとうまくいきました。

しいたけ栽培設備 セルフレベリング材

セルフレベリング材が固まったら、土台のコンクリートブロックを積んでいきます。頭が揃うように水糸をピンと張り、それに合わせてモルタルの上にブロックを置いて、最後は水準器でレベル調整します。

しいたけ栽培設備 ブロック積み

左官仕事は慣れてないので、全く捗りません。ブロックを全部積み終わるまで1週間ぐらいかかりました。プロの左官屋さんは最低でも1日120~150個ぐらいは積めるそうです。左官屋さんに頼んだら1日で終わる仕事なんだなぁ。

しいたけ栽培設備 ブロック積み

枠の胴縁を外し、ブロックの上に土台の木を置いて金具で固定してみました。時間はかかりましたが、そのおかげで土台の木はきちんと水平になってます。まだ途中とはいえ、自分のやったことが形になると嬉しいもんです。

しいたけ栽培設備 ブロック積み

次は床の防水工事です。コンクリート向けの防水工事はいろいろな方法がありますが、今回はガラス繊維を使うFRP防水を選択しました。FRP防水は他の方法と比べて比較にならないほどの強度と防水性があります。

FRP防水は床にガラス繊維を敷き、ポリエステル樹脂を浸潤させて硬化させることで強固な防水層が形成されます。栽培設備の面積が大きいので、塗布するポリエステル樹脂もたくさん必要です。

しいたけ栽培設備 FRP防水

元々古い工場なので、床はかなりデコボコでした。防水工事の前に、床の下処理をきちんとやっておきます。床の穴はコンクリートで埋めて、盛り上がった部分や漏れ出したセルフレベリング材はグラインダーで削ります。

床の下処理は防水工事の出来にかかわるだけでなく、しいたけ栽培設備完成後の作業効率にも大きく影響します。小さな穴やデコボコも妥協せず、きちんと埋めていきました。これも時間がかかりましたねぇ。

FRP防水は硬い分、直角の立ち上がり部分に衝撃を受けると割れやすいので、壁や立ち上がり部分の入隅が直角にならないように面木を付けてから施工するのですが、今回は代わりに変成シリコンを使いました。

しいたけ栽培設備 面木

変成シリコンをコテで盛っていくのは一見簡単そうに見えますが、実際やってみるととても面倒な作業でした。悲しいことに、発泡面木という便利な部材があることを知ったのは作業終了後でした・・・(-_-)

とりあえず今のところはここまでです。9月中には楽勝で完成して、今頃は新しい設備に移行しているハズだったのですが、本業の合間にチマチマと作業しているので思った以上に捗らず、気がつけばしいたけのシーズンが来てしまいました。

いかんいかん、どこかでまとまった時間を取って早く完成させないとしいたけが売れないわぁ (-_-;

工事の前半に続き、後半部分は下のリンクからご覧いただけます。工事の後半は、床をFRPで防水して、木で躯体を作って断熱材を貼り、エアコン等を設置して上物を完成させました。

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