iPhoneのユーザ辞書によく使う名前や文章、変換が難しい単語を登録して、一発で変換できるようにする方法をご紹介します。
iPhoneで文字を入力するときに、なかなか変換できない単語や、長くて入力が面倒な文章ってありますよね。そんな時はユーザ辞書に単語を登録しておくと、一発で変換できるようになるので便利です。
また、大文字小文字が混じった文章や、「@ # _ -」といった記号が必要なメールアドレス、SNSのアカウント名、タグなど、よく使うのにキーボードを何度も切り替えないと入力できないような単語を登録しておくと、文章入力の時間を大幅に短縮することができます。
今回はiPhoneのユーザ辞書に単語を登録したり、単語の編集、削除する方法をご紹介します。
iPhoneで長文や記号交じりの入力は面倒
スマホで文章を入力する機会って結構ありますよね。メールを返信したり、LINEのようなメッセンジャーを使ったり、Facebook、TwitterのようなSNSでコメントしたり・・・
でも、スマホはPCのように両手入力できるキーボードがないし、文字入力方法にも制限があるので、長文や記号交じりの単語を入力する場合はとても面倒です。
たとえば「hogehoge@abc-efg.com」のようなメールアドレスを入力する場合、PCのキーボードなら半角文字や記号を打つのはそれほど難しくありませんが、iPhoneは文字と記号入力を何度も切り替えないといけません。
SNSのハッシュタグや、Twitterアカウントも @(アットマーク)や _(アンダースコア)といった記号が必要なので、その都度入力するのは面倒ですよね。
そんなときに便利なのが、iPhoneのユーザ辞書登録です。ここに単語や文章を登録しておくと、短い文字を入れるだけで一発変換できます。
メールの末尾によく使う文言「よろしくお願いします。」を「よろ」と登録しておくようなものですね。メールアドレスやSNSのアカウントも「めあど」「あか」で一発変換できますよ。それも面倒なら「め」「あ」一言でもOKです。
iPhoneのユーザ辞書に単語を登録する
では、iPhoneのユーザ辞書に単語を登録してみましょう。まずはホーム画面から「設定」→「一般」→「キーボード」に進みます。
キーボードの設定から「ユーザ辞書」をタップすると、登録された単語一覧が表示されます。新たな登録は右上の「+」をタップします。
「単語」と「よみ」の項目に入力します。「単語」には変換したい単語や文章を入力して、「よみ」には予測変換のきっかけとなる文字を入力します。
住所は長い定型文で使用頻度も高いので、ユーザ辞書に登録しておくと便利です。入力して右上の「保存」をタップすると、ユーザ辞書の登録一覧に表示されます。
ユーザ辞書に登録した単語の確認
では、ユーザ辞書に登録した単語がちゃんと変換できるか確認してみましょう。「き」と入力すると、予測変換でちゃんと住所が表示されましたね。
「京都市中京区伊和市町」は全てひらがなで入力すると17文字ですが、ユーザ辞書に登録しておけばたったの1文字で済みます。
「よみ」が被らない場合は1文字で予測変換できるようにすればいいし、同じよみで単語が複数ある場合は、2文字や3文字で登録してください。
登録した単語の編集と削除
ユーザ辞書の単語一覧で登録した単語をタップすると、単語を編集することができます。登録時と同じように編集して、最後に右上の「保存」をタップします。
登録した単語の削除は、ユーザ辞書の単語一覧で削除したい単語を左にスワイプします。
まとめて削除する場合は、左下の「編集」から単語左の赤い「-」アイコンをタップして削除していきます。
文字入力の時間を短縮 ユーザ辞書を活用しよう
iPhoneのユーザ辞書に単語をどんどん登録して自分仕様にカスタマイズしていけば、文字入力の時間を大幅に短縮することができます。
どんな長文でもユーザ辞書に登録しておけば、たったの1文字で変換できるようになります。何度もキーボードを切り替えないと入力できないような文章や文字列も、これなら楽チンです。
あとはよく使う半角記号を登録しておくのもオススメです。例えば「@」や「-」を「あ」「は」と登録しておけば、入力を切り替えずに記号入力ができます。
SNSでコメントするときも便利です。例えばTwitterでよく利用するリプライやメンション、ハッシュタグをユーザ辞書に登録しておけば、かなり効率よく入力することができます。変換する単語はよく使うSNSに合わせてカスタマイズしましょう。
また、iPhoneのユーザ辞書に登録した単語は、iCloudで同期させると他のApple製品でも使えるようになります。MacやiPadユーザーなら同じ感覚で文字入力できますね。
難読地名や店舗・人名などの固有名称、ビジネス定型文、メールアドレス、SNSの各種タグ、顔文字など、入力が面倒なものはすべてiPhoneのユーザ辞書に登録して、文字入力を効率化してくださいね。