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祇園祭 南観音山のあばれ観音

南観音山 あばれ観音

祇園祭後祭、宵山の夜に行われる南観音山の「あばれ観音」を見てきました。

南観音山名物のあばれ観音は、御神体である楊柳観音と善財童子をミイラのように布で包み、楊柳観音を神輿の台座に縛り付け、善財童子を抱えた人が先導して町内を走ります。

あばれ観音は23時頃から始まりますが、遅い時間にもかかわらず見物客で賑わっていました。

あばれ観音の動画も撮ったので、よかったらご覧くださいまし。

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南観音山のあばれ観音

あばれ観音は祇園祭後祭の宵山に行われます。祇園祭唯一の奇祭を一目見ようと、遅い時間にもかかわらずかなりの見物客が集まっています。

南観音山 宵山

あばれ観音ご一行様がワッショイの掛け声とともにやってきました。先導役が黄色の布に包まれた善財童子を抱き、楊柳観音を神輿に乗せて担いでいます。

南観音山 あばれ観音

北観音山の手前、蛸薬師通でワーッショイと威勢よく神輿を担ぎ上げます。これで観音様の恋心も収まるでしょうかねぇ・・・

昔はここで折り返さず、北観音山を超えて三条通りの方まで出向いていたそうです。

南観音山 あばれ観音

神輿は思った以上に小さくて、担ぎ手は10人ほどでした。楊柳観音様はミイラのように布で巻かれています。布の種類や巻き方に決まりはないようで、年によって布も違ったりします。

南観音山 あばれ観音

最後に南観音山の脇で神輿を担ぎ上げて、あばれ観音はおしまいです。

南観音山 あばれ観音

あばれ観音を終えてから、すぐ山鉾巡行の準備にかかります。駒形提灯の灯を落とし、楊柳観音と善財童子を山に飾って明日の山鉾巡行に備えます。遅くまで大変だなぁ・・・

南観音山 山鉾巡行の準備

観音様は存分に暴れた後なので、明日の山鉾巡行ではおとなしくされることでしょう(^^)

南観音山 あばれ観音の由来

南観音山 あばれ観音
あばれ観音は祇園祭後祭宵山の夜、23日の23時頃から始まります。山鉾巡行の無事を祈願する日和神楽が戻った後なので、かなり遅い時間からのスタートになります。

御神体の楊柳観音と善財童子はともに布で包まれ、神輿の台座に縛られた楊柳観音像を担ぎ、先導役が善財童子を抱えて、ワッショイの掛け声とともに町内を往復します。

折返し地点と南観音山の脇では、楊柳観音の神輿を上下に揺らして担ぎ上げます。さすが南観音山名物、確かに観音様大暴れってな感じですかねぇ・・・何とも不思議な行事です。

祇園祭の山鉾は現在33台ありますが、宵山にあばれ観音のような行事があるのは南観音山だけで、起りや由来はよくわかっていません。

北観音山と南観音山は同じ楊柳観音が祀られていますが、一説によると同じ観音でも北観音山の方は男性、南観音山は女性であり、男性観音に恋心を抱く女性観音を静めて巡行中におとなしくしてもらうため、巡行前夜に暴れさせるというのがあばれ観音の由来と言われています。

以下の記事によると、以前のあばれ観音は、日和神楽が出ている間に町内の年配者によって行われていましたが、昭和40年代の終わり頃から人手不足のため、日和神楽から帰ってきた囃子方が、あばれ観音も担当することになったそうです。

参考記事 京都祇園祭り:南観音山の囃子

この記事には南観音山囃子方の活動や、囃子の伝承、南観音山保存会の運営などについていろいろ書かれているので、興味のある方は一読をオススメします。

あばれ観音 場所と時間

南観音山は新町通沿いの京都市中京区百足屋町にあります。蛸薬師通と錦小路通のちょうど間ですね。あばれ観音もここで行われます。

あばれ観音 場所

あばれ観音は百足屋町の町内、南観音山から蛸薬師通と錦小路通の間を3往復して、南北の端と山の脇でワーッショイと威勢よく神輿を担ぎ上げます。

あばれ観音の開始時間ですが、後祭宵山の夜、7月23日の23時頃から始まって、およそ30分ほどで終わります。かなり遅い時間になるので、電車やバスをご利用の方は注意してくださいね。

祇園祭後祭 南観音山

山鉾巡行 南観音山

祇園祭は2014年から49年ぶりに前祭・後祭が復活しました。南観音山は後祭に巡行します。

南観音山は「下り観音山」と呼ばれ、新町通の北側にある「上り観音山」の北観音山と同じく、楊柳観音が祀られています。また、脇侍として善財童子が祀られています。

あばれ観音で人に抱えられているのが善財童子、神輿に乗っているのが楊柳観音です。

江戸時代は北観音山と隔年で交互に鉾を出していましたが、明治以降はどちらも毎年出るようになりました。

以前の山鉾巡行では長刀鉾と同様のくじ取らずで、南観音山が必ず巡行の殿を務めていましたが、山鉾巡行が前祭・後祭に別れてからは、その役目を大船鉾に譲っています。

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