LINE公式アカウントの管理者や運用担当者を追加したり、アカウントの権限を変更して、複数人でアカウントを運用する方法をご紹介します。
LINE公式アカウントを運用する際は、問い合わせなどのメッセージ対応と投稿記事の作成を別々にして、役割を分担したほうが効率的です。そこで必要になるのがアカウントの複数人運用です。
アカウントにログインできるメンバーは、管理者や運用担当者ともに、1つのアカウントに対して100人までメンバーの登録が可能です。
他のメンバーも管理者や運用担当者に追加して、複数人でアカウント運営すると便利ですよ。管理者の変更や運用担当者の変更も簡単に行えます。
なお、LINE公式アカウントの運用は、ログイン用のメールアドレスが必要になります。招待されたら自分のLINEアカウントにメールアドレスを登録してください。
LINE公式アカウントの作り方は以下をご覧ください。
公式アカウント作成 LINE公式アカウントの作り方 PC(パソコン)版
LINE公式アカウントに管理者を追加
では、LINE公式アカウントに管理者を追加してみましょう。管理者の追加は管理者権限を持つアカウントでログインして、LINE公式アカウントの管理画面から実行します。
管理画面はPCからアクセスできるWEB版か、スマホアプリやタブレット(iPhone、Android・iOS)利用のどちらでもOKです。ここではPC版の管理画面で説明します。
スマホかタブレットから追加する場合は、アプリから管理者を追加 へ飛んでください。
LINE公式アカウントの管理画面にログインするため、以下の「LINEヤフー for Business」ページに進んで下さい。
ログインページ LINEヤフー for Business 管理画面ログイン
LINE公式アカウントの「管理画面ログイン」に進みます。
ログインしたら、アカウント管理画面の右上「設定」をクリックします。
続いて左側メニューの「権限管理」をクリックします。
権限管理とメンバーの追加変更
権限管理のページで、LINE公式アカウントのメンバー追加や管理者の変更を行います。右の「メンバーを追加」に進みます。
権限の種類は以下の通りです。表が開くので、管理できる権限を確認してください。
- 管理者
- 運用担当者
- 運用担当者(配信権限なし)
- 運用担当者(分析の閲覧権限なし)
権限の種類を選ぶとURLが発行されます。これをシェアしてメンバーに権限を付与します。
「管理者」を選んで「URLを発行」をクリックすると、管理者追加用のURLが発行されるので、これをコピーして追加したいメンバーにメールやLINE、メッセージ等でシェアしてください。
管理者追加用の認証URLを発行したら、以下の点に注意してください。
※ 認証用URLは発行から24時間で失効します。
※ 認証URLは一人のユーザーのみ有効で、一回発行されたら使い回しはできません。
スマホアプリから管理者を追加
続いてスマホ版のLINE公式アカウントアプリから管理者を追加してみましょう。
スマホアプリの管理画面から「設定」→「権限」に進みます。
権限管理から「メンバーを追加」して、権限の種類を選びます。
メンバーの追加方法は2種類あり、LINEでシェアするか、もしくは認証URLを発行してアカウントに招待する方法があります。
LINEの友だちから送信先を選択して、メンバーを追加するのが一番簡単です。それ以外の場合は招待URLを発行してシェアしてください。
管理者に招待されたら
管理者に招待されたら、LINE公式アカウントにログインして自分をメンバーに追加します。
※ LINE公式アカウントはログイン用のメールアドレスが必要です。もし管理者に招待されたら、LINEにメールアドレスを登録しておいてください。
メールアドレスの登録方法ですが、下のメニュー「ホーム」から右上の「設定」→「アカウント」→「メールアドレス」から登録できます。
管理者追加用の認証URLを受け取ったら、そのURLを開いてください。
LINE Business IDのログイン画面が表示されます。アカウントは個人とビジネスを選べますが、通常は個人アカウントを使うので「LINEアカウントでログイン」をタップします。
LINEビジネスIDを使ったことがない場合は「LINEビジネスIDを作成」してください。ビジネスID作成後にログインすると、この画面は表示されなくなります。
アカウントに管理者として追加されるので「承認」してください。「アカウントのメンバーに追加されました」と表示されたらOKです。
LINE公式アカウントの管理画面にログインすると、右上に自分のアカウント名が表示されていることがわかります。
スマホから運用する場合は、LINE公式アカウントのアプリを使ったほうが便利ですよ。
メンバー権限の種類
アカウントにログインできるメンバーの権限は「管理者」「運用担当者」「運用担当者(配信権限なし)」「運用担当者(分析の閲覧権限なし)」の4種類です。
アカウント権限の種類は以下の通りです。権限の種類によって、メッセージ配信や分析の閲覧、メンバー管理など、できることが異なります。
権限の種類 | 管理者 | 運用担当者 | 運用担当者 (配信権限なし) | 運用担当者 (分析の閲覧権限なし) |
---|---|---|---|---|
メッセージ・LINE VOOM投稿の作成 | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ |
メッセージ配信・ LINE VOOM投稿 | ✔ | ✔ | ✔ | |
分析の閲覧 | ✔ | ✔ | ||
アカウント設定の 変更 | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ |
メンバー管理 | ✔ |
権限は最初にアカウントを設定する「管理者」の他に「運用担当者」が3種あり、メンバー管理以外は管理者と同等の権限を持つ「運用担当者」、配信権限のない運用担当者、統計閲覧ができない運用担当者となります。
管理者と運用担当者の変更
管理者から運用担当者への変更などがあれば、権限管理から行います。アカウントメンバーの権限を変更する方法は以下の通りです。
- 管理画面から「設定」→「権限管理」に進む
- アカウントリストから権限を変更するメンバーの「変更」をクリック
- 「権限の種類」から変更したい権限を選んで「保存」する
「権限管理」で権限を変更するメンバーの「変更」をクリックします。
「権限の種類」から変更したい権限を選んで「保存」してください。
メンバーの権限が「管理者」から「運用担当者」に変更されました。
管理者や運用担当者を削除
LINE公式アカウントから管理者や運用担当者を削除する場合も「権限管理」から行います。
権限リストから削除したいメンバーの「変更」をクリックします。
「権限の種類」の下にある「このメンバーをアカウントから削除」をクリックします。
「このメンバーをアカウントから削除しますか?削除すると、このメンバーはメンバーリストから削除されて、このアカウントにログインできなくなります。」と表示されているので、メンバーを「削除」してください。
権限リストからメンバーが削除されました。複数人の管理者や運用担当者がいる場合は、この方法で削除できます。
会社や店舗でLINE公式アカウントを運用するなら、複数人で協力したほうが効率的です。作業や役割に応じて管理者と運用担当者を変更して、LINE公式アカウントを上手に運用してください。
LINE公式アカウントの利用や長文メッセージの作成は、PC版LINEが便利です。以下の記事でPC(パソコン)版LINEのダウンロードやログイン方法、使い方を解説しています。