LINE@をPCで管理するためのウェブサービス「LINE@MANAGER」の使い方をご紹介します。
一回目は所有アカウント全体の管理画面から行える複数アカウント配信やリッチメニュー一括設定と、各アカウントごとのメッセージ・投稿・1:1トークの設定方法をご紹介します。
LINE@のメッセージ配信やトークの返信は、スマホよりキーボード入力のほうが早いし便利です。LINE@MANAGERを使えば、PCからメッセージ配信やアカウント管理ができるようになります。
また、LINE@MANAGERだけで利用できる便利な機能として、複数のアカウントに対して一斉にメッセージを送信できる「複数アカウント配信」や、複数のアカウントにリッチメニューを一括で設定できる「リッチメニュー一括設定」もあります。
メッセージの配信設定が一画面で完結したり、他のウィンドウを開きながら作業もできるので、メッセージ作成や投稿、1:1トークの返信は、スマホよりPCを使ったほうがはるかに楽ですよ。
LINE@は2020年1月14日までにサービス移行が行われていない場合、順次LINE公式アカウントに強制移行となります。サービス内容が大幅に向上し、特に難しい作業や手続きも不要なので、早めにLINE公式アカウントへ移行しましょう。
LINE@MANAGERからログインする
LINE@MANAGERは事前のソフトウェアインストール等は不要で、ログインするだけで使うことができます。有料プランでなければ料金もかかりません。
LINE@MANAGER LINE@MANAGER ログイン
では、PCからLINE@MANAGERにログインしてみましょう。まずはLINEのメールアドレスとパスワードを入力してください。
初めてログインするPCやブラウザの場合は、本人確認が必要です。表示された認証番号をスマホのLINEに入力して、本人確認を行ってください。
LINE@MANAGERにログインしました。この管理画面からLINE@アカウントの管理や設定、メッセージの配信等を行います。
LINE@MANAGER 所有アカウント全体の管理画面
LINE@MANAGERには、所有するアカウント全体の管理画面と、個別アカウントの管理画面の2種があります。以下はアカウント全体の管理画面で、メニューは4つあります。
複数アカウント配信とリッチメニュー一括設定は、LINE@MANAGERだけで利用できる機能です。ただし、リッチメニューは有料のベーシックプラン以上のみ利用可能となっています。
アカウントが複数ある場合の切り替えは、管理画面の「アカウント一覧」で行います。
ここで個別のアカウントに切り替えて、投稿やメッセージ対応といった作業を行います。
複数アカウント配信
複数のアカウントに対して一斉にメッセージを送信できる「複数アカウント配信」は、LINE@を店舗や支店単位で運用している企業などで使うと便利です。
個別のアカウントで店舗や支店の情報を発信しながら、企業全体の情報は複数アカウント配信で行うような感じですね。
使い方ですが、まず配信するアカウントを選び、プレビューで確認しながらメッセージを作成して「配信」すればOKです。
リッチメニュー一括設定
複数のアカウントにリッチメニューを一括で設定できる「リッチメニュー一括設定」は、有料のベーシックプラン以上のみ利用可能となっています。
一応、無料プランでもメニューには表示されますが、リッチメニューを一括設定するアカウントの選択ができなくなっています。利用するなら有料プランに切り替えてください。
LINE@MANAGER 個別アカウントの管理画面
続いて個別アカウントの管理画面です。こちらでは個別アカウントのメッセージ作成や投稿、クーポンやショップカードの作成、プロフィール画像や基本情報の設定ができます。
メッセージ作成・ホーム投稿・1:1トークはよく使う機能なので、メニュー上部に配置されています。長文の投稿やメッセージは、PCのキーボードが使えるLINE@MANAGERが便利です。
メッセージ作成
配信するメッセージの新規作成や編集が行えます。スマホアプリのLINE@と違って表示範囲の制限がないため、配信範囲や配信日時の指定なども一画面内で行えるので便利です。
メッセージ本文のテキストを作成して、配信前にプレビューで確認します。もちろん画像やスタンプの追加も可能です。クーポン・抽選ページ・リサーチページも追加できますが、メニューの「クーポン・イベント作成」で事前に作成しておく必要があります。
性別や年齢、都道府県などの属性を絞り込んで配信することもできますが、プロプランへの加入と100人以上のターゲットリーチが必要です。
ホーム投稿
ホーム投稿の作成もメッセージ作成と同様に、テキストの他にスタンプや画像、クーポン等が追加できます。また、画像を一度に10枚まで配信できます。
ホーム投稿では、メッセージにURLと場所を追加することができます。
1:1トーク
1:1トークは、友だち追加してくれたユーザーと、普段のLINEと同じような感覚でメッセージをやり取りしたり、画像やスタンプを送ることができる機能です。自社商品などに対する質問や問い合わせを手軽に受けることができるので、ユーザーとの距離がグッと縮まりますよ。
1:1トークは「1:1トークモード」を有効にしないと使うことができません。メニュー内の「アカウント設定」から「有効」に切り替えないと、自動応答モードにのままになります。
1:1トークモードの有効/無効は上部で確認できます。
1:1トークでメッセージが多すぎたり、対応に時間を取られて面倒という場合は、1:1トークモードを「無効」にしてください。その場合は自動応答メッセージを設定してくとよいでしょう。
自動応答メッセージは「メッセージ」→「自動応答メッセージ」で設定します。メッセージは「新規作成」するか、既存のメッセージを「メッセージタイトル」から修正します。
自動応答メッセージは表示させる日付や時間帯を指定することが可能です。営業時間中は1:1トーク、営業時間外は自動応答メッセージといった使い方ができます。
自動応答メッセージには、1:1トークの代わりになる電話番号やメールアドレスなどの問い合わせ先をきちんと掲載して、「オッケー」などの誤解されるような表現は避けましょう。
なお、「1:1トーク」と「自動応答」の切換は、LINE@のスマホアプリのみ可能です。
あと、LINE@MANAGERで1:1トークを使う場合は、Google Chromeをインストールする必要があります。Firefoxなどのブラウザでは使えないのでご注意を。