レンタルサーバーのmixhostには、簡単にWordPressをインストールする機能があります。
この機能を使うと、WordPressをわずか数分で立ち上げることができます。面倒な設定は不要で、後からインストール情報やデータベース設定も変更可能です。
あと、WordPressをhttpsサイト(SSL)として立ち上げるときは、事前にネームサーバーをmixhostに変更しておいてください。
簡単アプリインストールの操作方法は、mixhostの各サーバー毎に異なります。今回は直近の新規契約(jp4以降)サーバーで使える方法をご紹介します。
mixhost アドオンドメインの設定
WordPressをインストールする前に、まずサーバーのドメイン設定が必要です。
事前にお名前.COMやムームードメインといったドメイン登録業者(レジストラ)から、自分の好きなドメインを取得してください。mixhostでもドメインが取得できますよ。
ドメインを取得したら、「アドオン ドメイン」でWordPress用のドメインを設定します。
アドオンドメインの作成で「新しいドメイン名」を入力してください。ドメイン名を入力するとサブドメインとドキュメントルートも自動入力されます。変更する必要がなければそのまま使って下さい。
チェックボックスの「このアドオン ドメインに関連付けるFTPアカウントを作成します」は、サーバーの共有機能みたいなもので、ドメインごとに管理者が違う場合、チェックを入れると別のFTPアカウントでログインできるようになります。一人で管理するならチェックは不要です。
最後に「ドメインの追加」をクリックして、アドオンドメインの設定は完了です。
ちなみに、ドメインを取得していない状態でアドオンドメインを設定すると、エラーが表示されます。mixhostでサーバーを設定する際は、まずドメイン取得を済ませておいて下さい。
mixhost 簡単アプリインストールでWordPressをインストール
では、mixhostの簡単アプリインストール機能でWordPressをインストールしてみましょう。
まずはcPanelの下部にある簡単アプリインストール機能の「SOFTACULOUS APPS INSTALLER」から「WordPress」をクリックします。
WordPressの紹介画面が表示されるので「Install Now」をクリックします。
WordPressのインストールに必要な各項目を記入・選択していきます。最初はソフトウェアセットアップから。
プロトコルの選択
通常のhttpサイト or httpsサイト(SSLサイト)を選択します。wwwの有無もここで選択します。
ドメインの選択
WordPressで使用するドメインを選択します。あらかじめアドオンドメインでインストールするドメインを作成しておいて下さい。
ディレクトリ
WordPressをインストールするディレクトリを選択します。通常は空欄のままでOKですが、いわしブログのようにトップページがディレクトリ構造になっている場合(https://wind-mill.co.jp/iwashiblog/)は、「iwashiblog」と記入して、そのディレクトリ内にWordPressがインストールされるようにします。
続いてサイト設定です。
サイト名・サイト説明
WordPressのサイト名とサイト説明を記入します。ここは後からWordPress管理画面の「設定」→「一般」から変更できるので、最初は適当に記入しておいてください。WordPressの管理画面では「サイトのタイトル」「キャッチフレーズ」という名称になっています。
「マルチサイトを有効にする(WPMU)」はチェック不要です。必要に応じて設定して下さい。
あとは管理者アカウントを設定します。WordPressログイン時のユーザーネームとパスワードになります。
「Admin Username」「Admin Password」
セキュリティ確保のため、どちらもなるべく推測しにくいものを設定してください。パスワードの強度は色で表示され、英文字、数字、記号などを織り交ぜるとより強固になります。
右側の鍵マークをクリックすると、英数文字記号混ざりのパスワードが自動生成されます。パスワードを隠すなら「Hide」をクリックしてください。
管理者Eメール
WordPressの自動更新等、WordPressに関する各種通知がこのメールアドレスに送信されます。
とりあえずここまで設定すればOKです。アドバンスドオプションの設定やテーマの選択など、他の項目は後から変更できるので、そのままで大丈夫です。あと、ユーザー名とパスワードはメモ帳等に控えておいて下さい。
最後に一番下の「インストール」をクリックしてください。「インストール詳細のEメール送信先:」にメールアドレスを入れておくと、インストール情報の詳細がメールで届きます。
しばらく待つとWordPressのインストールが完了します。
mixhost インストール済みWordPressの設定変更
インストールしたWordPressの詳細は「Softaculous Apps Installer」から見ることができます。設定の変更等もここで行います。
「Softaculous」内の「Installations」に、簡単アプリインストール機能を使ったサイトの数が表示されているので、ここをクリックします。
「スクリプトインスタレーション」で、該当するドメインの「詳細の編集(鉛筆マーク)」をクリックします。
「インストール内容の編集」で情報を確認してください。通常はWordPressの管理画面で行うインストール情報の編集はもちろん、自動アップグレードや自動バックアップの設定、テーマの選択、データベース情報の再設定もここで行えます。
情報や設定を変更した場合は、一番下にある「インストール内容を編集する」をクリックして変更を確定させてください。
mixhost WordPress新規サイトのSSL化
新規サイトであればSSL化も非常に簡単で、一番最初の「プロトコルの選択」で「https://」を選択するだけです。ただし、ネームサーバーを変更しないとSSL証明書は発行されません。
まずはmixhostでアドオンドメインを設定し、次にネームサーバーを変更してドメインがmixhostに切り替わってから、「https://」でWordPressをインストールしてください。
mixhost の簡単アプリインストール機能を使うと、WordPressのインストールはわずか数分で終了します。とても便利な機能なので、ぜひ使ってみて下さい。