WordPressプラグインの過去バージョンを探してダウンロードできるサイト「PluginArchive」をご紹介します。
このサイトにはWordPressプラグインの古いバージョンがアーカイブされていて、プラグインを検索してダウンロードすることができます。
WordPressプラグインを更新すると、まれにうまく動作しないというトラブルが起こりますが、大抵はプラグインのバージョンを元に戻すと解決します。
また、突然プラグインがアップデートされて、有料のサブスクリプションに移行しないと使えなくなったときも、更新前のバージョンに戻すと利用できるようになります。
WordPress.orgのプラグイン公式サイトに行くと、過去バージョンのプラグインをダウンロードできますが、最近は直前のバージョンしか残っておらず、過去バージョンが見つからないことも多くなってきました。
どうしても過去バージョンのプラグインが見つからないときは、PluginArchiveで探してみてください。
GADWPプラグインが使えない
このブログでは、WordPressのダッシュボードからGoogleアナリティクスのデータをチェックできるプラグイン「Google Analytics Dashboard for WP (GADWP)」を使っていました。
しかし、先日のアップデートから突然「Google Analytics Dashboard for WP by ExactMetrics」という名称に変わり、有償版にアップグレードしないと今まで通りに使えなくなりました。
無料版でも一応使えますが、以前と比べてかなり機能が制限されています。以前のバージョンは無料ながら高機能で、何かと使い勝手がよかったのでショックです・・・
これを機に別のプラグインに乗り換えてもいいのですが、以前のバージョンに戻せないかと思ってプラグイン公式サイトを見ると、アップデート前のバージョンが消えていました。
どこかに古いバージョンがないかと探してみたら「PluginArchive」というサイトを見つけました。
ここではWordPressのプラグイン公式サイトにも残っていない古いバージョンのプラグインが保存されているので、GADWPのような突然のアップデートにも対処できますよ。
PluginArchiveで過去バージョンを探す
では、PluginArchiveで過去バージョンのプラグインを探してみましょう。
PluginArchiveは以下からアクセスしてください。
まずは「WordPress Plugins」をクリックします。もしくは右上の検索窓から直接プラグイン名を入力して探すこともできます。
WordPress Pluginsには、今のところ1577のアーカイブがあります。左の検索窓からプラグイン名を入力してください。おおよその名称がわかればOKです。
表示されたプラグイン一覧から、該当のものを選んでクリックしてください。
プラグインの詳細ページが開きます。直近の過去バージョンプラグインは、右側の「Download Latest」ボタンをクリックするとダウンロードできます。
さらに過去のバージョンが必要な場合は、ページの下の方にアーカイブ一覧があります。Google Analytics for WordPressのアーカイブは、67バージョンありました。
該当のバージョンをクリックすると、Version Descriptionが表示されます。右側の「Download This Release」をクリックすると、過去バージョンのダウンロードが始まります。
過去バージョンのプラグインをアップロードする
では、PluginArchiveでダウンロードしたプラグインをWordPressにアップロードして、プラグインのバージョンを変更してみましょう。
まずはWordPressのプラグイン一覧で、バージョン変更対象のプラグインを停止します。「Quick Feedback」が表示されたら、わかる範囲で停止理由を回答しましょう。
次にプラグインを削除します。「本当に●●●●●●●●●(プラグイン名)とそのデータを削除してもよいですか ?」と表示されたら「OK」をクリックします。
これでひとまずプラグインを削除しました。
続いてプラグイン一覧の左上から「新規追加」→「プラグインのアップロード」に進み、ダウンロードしたプラグインのZIPファイルをインストールしてください。
「参照」でプラグインのファイルを選んで「今すぐインストール」します。
インストールが終わったら「プラグインを有効化」してください。これで過去バージョンのGADWPが元通りに使えるようになりました。
WP Rollbackでプラグインを古いバージョンに戻す
WordPress管理画面からプラグインをダウングレードして、古いバージョンに戻すことができる「WP Rollback」というプラグインもあります。
PluginArchiveはダウンロードしたプラグインを再度アップする作業が必要ですが、WP RollbackはWordPressの管理画面内だけでプラグインのバージョンを戻すことができるので、初心者にはこちらの方が向いているかもしれません。
WP Rollbackをインストールすると、各プラグインに「Rollback」項目が追加されるので、古いバージョンに戻したいプラグインを選択します。
過去のバージョン一覧が表示されたら、対象のバージョンを選んで「Rollback」をクリックしましょう。
注意書きに「事前のバックアップ作成を強くおすすめします」とあるので、なるべくバックアップを作成してからWP Rollbackを使うようにしてください。
WordPressプラグイン 過去バージョン使用の注意点
PluginArchiveのWordPressプラグインアーカイブは、Latest releaseの日付を見ると少し古いので、必ずしも直近のバージョンがアーカイブされているわけではないようです。
でも、最近はWordPress.orgのプラグインページで過去バージョンが見つからないことも多いので、プラグインのバージョンを元に戻したい時は、PluginArchiveを知っておくと便利ですよ。
あと、WordPressプラグインの中には、セキュリティの問題や脆弱性を持つものがあり、その対処はプラグインの更新によって行われています。
プラグインを過去バージョンのまま使い続けるのは、セキュリティ上とても危険です。ダウングレードはあくまで一時的にとどめて、早急に元のバージョンに戻すか更新することをお勧めします。
また、トラブル防止のため、プラグインをダウングレードする前は、なるべくWordPressのバックアップを作成するようにしてください。
WordPressプラグインのダウングレードは、以下の記事も参照してください。