アクセスが増えるWordPressブログ記事の書き方や、注意すべきポイントについて説明します。
WordPressでブログを始める時に、まず覚えないといけないのが新規投稿の作成方法です。でも、単にブログを更新するだけでは、なかなかアクセスは伸びません。
せっかくSEOに強いと言われているWordPressを使うのですから、最低限の設定やSEO対策ぐらいはやっておきたいところです。
とはいえ、初心者にあれこれ言っても覚えきれないので、まずは基本的な記事の投稿方法と、アクセスを増やすためにこれだけは必ず設定してほしいという項目を解説します。
- タイトルの作成方法
- ブログ記事本文の作成
- 本文に画像を追加する方法と、SEO効果を向上させるための設定
- ブログ記事のカテゴリー設定
ブログの更新は初めから高いハードルを設定すると、ほとんどの人が挫折してしまいます。細かい設定はひとまず措いて、まずは文章の作成からスタートしましょう。
あとはブログの更新を続けてもらうこと、これが一番大事です。そして、更新に慣れたら少しずつステップアップしていけばいいのです。
WordPressでブログを始めたばかりの方は、この記事を参考にしながらブログを更新してみてください。
WordPress ブログ管理画面にログイン
では、WordPressの基本、新しい記事を投稿してみましょう。
まずはWordPressにログインしてください。管理画面ログイン用のURLは、ブログURLの後ろに「wp-login.php」を追加します。
http://●●●.com/blog/wp-login.php
わからない場合は、ブログのトップページを表示させて、URLの後ろに「wp-login.php」を追加すればOKです。管理画面のログインURLは、ブックマークに入れておくと便利ですよ。
ここから管理画面へログインします。ユーザー名とパスワードを入力して、「ログイン」をクリックしてください。
WordPress 管理画面からブログ新規投稿
こちらがWordPressの管理画面(ダッシュボード)です。
ブログの投稿だけでなく、各種設定やプラグインの追加、メディアの管理など、WordPressの機能は全てダッシュボードで管理します。
では、さっそく記事を投稿してみましょう。ブログ記事の投稿は、左メニューの「投稿」→「新規追加」をクリックしてください。または上部管理バーから投稿でもOKです。
「新規投稿を追加」が表示されました。ここで記事を作成して、完成したら公開します。投稿で最低限必要な項目といえば、タイトルと本文だけで、それ以外の項目は自動的に設定されます。
しかし、WordPressを使うメリットは、その項目を細かく設定できるところにあります。記事を投稿する際はカテゴリやアイキャッチを設定したり、他の項目もきちんと入力しておくと、後々アクセス数に大きな差がつきますよ。
WordPress ブログ記事のタイトル作成
まずはブログ記事のタイトルを入力します。
ここで適当なタイトルを入れると、せっかくの記事が台無しになります。ブログで一番重要なのは、本文よりもタイトルだと言っても過言ではありません。
タイトルが良ければ、内容に興味を持って記事を読もうかという気になりますよね。また、私見ですがSEOの3~4割は記事のタイトルで決まります。
タイトルは対人間向けと、対SEO対策向けの両方を考えないといけません。この両立はとても難しくて、経験のあるブロガーでも頭を悩ませるところです。
とはいえ、初心者がいきなり上手にタイトルを作るのは難しいので、最初はこの3要素を踏まえてタイトルを作成してみてください。
- 記事の内容が対象に伝わっているか
- SEOにつながるキーワードが含まれているか
- 全角で30文字前後に収まっているか
ブログ記事タイトル作成 記事の内容を伝える
今ご覧頂いているこの記事の趣旨は、WordPressでブログを始めたばかりの人に向けて、記事の書き方やポイントを説明するということです。
でも、単に「WordPressに記事を投稿する」というタイトルでは普通すぎるし、どれだけ内容がすばらしくても読む気は起きませんよね。
もう少し進化させると「WordPressにブログ記事を投稿する方法」というタイトルになりますが、この文面では硬い感じがするし、誰が対象なのかわかりません。
いろいろ考えましたが、「初心者」という言葉をタイトルに入れて、柔らかさとわかりやすさも考慮した上で「初心者向け! WordPressにブログ記事を投稿してみよう」に決めました。
タイトル作成は、キャッチーな言葉で目を引いたり、わかりやすい言葉を使う方法もアリです。今回は「サルでも分かる!ブログ記事投稿方法」や「一から解説!WordPressにブログ記事を投稿する」なども候補でしたが、最後はSEOの要素と感覚で決めました。
ブログのタイトルは、本人のセンスや好み、ブログのカラーとも関連するので、答えは無数にあります。タイトルは後から変更できるので、迷ったら好みで決めてください。何度も考えているうちに少しずつ上達してきますよ。
また、先にブログの文章を作成してから、タイトルを考えるというのも手です。結局、記事の中身が定まらないとタイトルは出てこないし、記事を作成しているうちに内容が変わることもありますからね。
あと、後日ブログ記事をリライトしたときに、関連キーワード調査ツール「Goodkeyword」でタイトルのキーワードを調べた結果を踏まえて「アクセスが増えるWordPressブログ記事の書き方」にタイトルを変更しました。
タイトルは一度決めたら、あまり変えないほうがいいという意見もありますが、アクセスが伸び悩むようであればキーワードを変更してみるのも手です。
ブログ記事タイトル作成 SEOキーワードを含める
ブログ記事のタイトルに適切なキーワードが含まれているかどうかで、SEOの成果は大きく変わります。
この記事のタイトル「初心者向け! WordPressにブログ記事を投稿してみよう」では、「初心者」「WordPress」「ブログ」「記事」「投稿」の5つがキーワードになります。
皆さんが「WordPressで投稿する方法」を検索するときは、これらキーワードのどれかを組み合わせて検索しますよね。ということは、これらのキーワードがタイトルに含まれていないと、検索には引っかからないということです。
キーワードの選定は、自分が検索する側に立って考えることが大切です。
SEOにつながるキーワード選定は、各種キーワードツールを使うと精度が上がります。でも、初心者には敷居が高いので、まずは自分が検索する側に立ち、どんなキーワードを使って検索するのかを考えることから始めてください。
ブログ記事タイトル作成 全角30文字前後で
タイトルは全角30文字前後に収まるように作成してください。その理由ですが、タイトルはGoogleの検索結果で大体30文字までしか表示されないからです。
Googleにいわしブログ内の記事を表示させています。一番上のタイトル「電子印鑑作成フリーソフト「クリックスタンパー」で社印を作る」は全部で29文字です。ご覧のとおり、実際に表示されているのは27文字ですね。
その下のタイトル「wordpressのプラグイン WP Social Bookmarking Lightが重い」は、空白も入れて46文字です。でも、半角英数字は2文字で全角の1文字分なので、実質は全角の30文字に満たず、タイトルの全てが表示されています。
タイトルを全角30文字前後に収めれば、後ろが少し切れても内容はわかりますが、あまりに長すぎるタイトルは、途中で切れると内容がわからなくなります。
キーワードをたくさん含めたり、内容をわかりやすく伝えようとすると、どうしてもタイトルは長くなりがちですが、この検索結果を見る限り、ベストは全角27文字まで、少し切れてもいいのであれば30文字前後ということになります。
WordPress ブログ記事を作成する
タイトルの説明が長くなりましたが、続いてブログ記事の作成に移ります。
ブログ記事は、投稿画面で作成していきます。作成モードは2種類あって、シンプルなテキストモードと、文章の装飾が容易なビジュアルモードが選べます。いわしはテキストモードが好みです。
ある程度まで文章を作成したら、一度「プレビュー」で内容を確認して、「下書きとして保存」で記事を保存します。途中で止めるときは「下書きとして保存」をお忘れなく。
記事が完成したら、「公開」をクリックすればブログ記事が公開されます。公開後の修正も可能で、「変更をプレビュー」で内容を確認して、「公開」をクリックすれば変更が反映されます。
WordPress 読みやすいブログ記事
さて、文章の作成ですが、このように詰まり気味だと少し読みづらいですよね。
適当なところで空白を一行入れると、断然読みやすくなります。
読みやすさを考慮して文章を作成すれば、ブログの滞在時間を伸ばすことができます。ブログ記事には、適当に改行を入れたり、文章の間に空白を一行入れるようにしてください。
WordPress ブログ記事に画像を追加する
ブログ記事には、なるべく画像や写真を入れるようにしてください。内容に沿った画像選びはとても大切です。たった一枚の画像があるだけで、ブログの内容やイメージがよりわかりやすくなります。
では、ブログに画像を追加してみましょう。まずは画像を表示させたい場所にカーソルを移動させて、タイトルの左下にある「メディアを追加」をクリックします。
「メディアを挿入」が開きました。
追加したい画像をこの上にドラッグドロップしてください。
または、上のタブで「ファイルをアップロード」を選択して、アップロードしたい画像ファイルを選択するという方法もあります。画像ファイルを選んで、「投稿に挿入」をクリックすればOKです。
WordPress 画像の代替テキストを入力
画像をアップロードすると、このような画面になります。ここでは、必ず画像の代替テキストを入力するようにしてください。
代替テキストは別名ALTタグと呼ばれ、ここに画像の説明を入力することで、検索エンジンにどのような画像なのかを伝えることができます。これによって、検索エンジンは画像を含めたブログコンテンツ全体をより正しく評価することができます。
画像のALTタグの有無は、検索エンジンの評価対象の一つでもあり、Googleの画像検索で自分のブログ画像を表示させるためには、ALTタグの設定は必須です。
WordPress 画像の表示設定
続いて、その下にある「添付ファイルの表示設定」に移ります。設定項目は「配置」「リンク先」「サイズ」があり、クリックすると各設定が選択できます。
「配置」は中央を、「リンク先」はなしを選びましょう。最後の「サイズ」ですが、ブログに使う画像の標準サイズを事前に設定して、そのサイズを選ぶようにします。いわしブログでは横幅480pxが標準なので、中サイズを480に設定しておきました。(設定方法は後述)
最後に「投稿に挿入」をクリックすると、画像が追加されます。
プレビューで見ると、こんな感じになります。
WordPress 画像サイズの設定
画像サイズの設定は、ブログに使う画像の標準サイズを事前に決めてから、左側メニューの「設定」→「メディア」で行います。
メディア設定で画像サイズを設定します。中サイズの幅の上限、高さの上限ともに480に設定しました。最後に「変更を保存」をお忘れなく。
画像サイズはブログの使用テーマに合わせて自由に決めてください。普通はメイン表示領域の横幅より少し小さいサイズに設定しますが、幅一杯まで画像を表示させてもOKです。
WordPress ブログ記事のカテゴリを設定する
最後にカテゴリーを設定します。当初は「未分類」だけしか設定されていないので、ブログの内容に応じてカテゴリーを追加していきます。
カテゴリーの追加は「新規カテゴリーを追加」をクリックします。その下にカテゴリー名を入力して、「新規カテゴリーを追加」をクリックしてください。
カテゴリーの設定は該当のカテゴリーにチェックを入れるだけなのですが、つい忘れてしまうことも多いので、必ず最後に確認してください。
カテゴリーは親カテゴリーの下に子カテゴリーをぶら下げることも可能です。でも、最初のうちは親カテゴリーだけ設定しておけばよいでしょう。カテゴリーの設定もSEOの評価対象なので、手を抜かずにきちんと設定してください。
WordPress SEO対策を考えた記事作成
最後のチェックが終わったら、記事を公開します。問題がなければ、右上のユーザー名をクリックしてログアウトしてください。お疲れ様でした・・・
初心者の方にとって、WordPressの投稿は細かい設定が多いので面倒だと思うかもしれません。しかし、これでも省略した部分はたくさんあります。
さらに検索上位を目指すなら、キーワードの選定にキーワードツールを使う、descriptionを設定する、パーマリンクを設定する、ソーシャルと連携して拡散させるなどの対策が必要です。とても面倒で大変な作業ですが、検索上位のウェブサイトやブログはどこでもやっていることです。
WordPressがSEOに強いと言われているのは、WordPressの全体構造が最適化されているというだけではなく、細部まで手を入れられるところに大きな要因があります。例えば、WordPressにはSEOを強化するためのプラグインがたくさん用意されていて、設定項目も多岐に渡っています。
ですから、SEOについてきちんと理解している管理者が細部までチューニングを施せば、サイトの趣旨や構造に合わせたSEOが可能になります。特に集客や広告宣伝で使うようなブログであれば、SEO対策の有無によって成果が天と地ほどの違いになります。
とはいえ、ブログの基本はやはりその内容であり、SEOの基本はテキストの分量にあります。どれだけ凄腕のプロがSEO対策をしても、記事が数本しかなければ検索上位表示はできませんし、上位で表示されたとしても、内容がなければその後のビジネスにつながりません。
本気でブログを極めるなら、まずは記事をたくさん更新して、量をこなせるようになってください。そして、記事の更新に慣れてきたら少しずつ守備範囲を広げて、SEO対策にもチャレンジしてください。
記事を作成する際にこれだけのことをやっておけば、後々アクセス数に大きな差がつきますよ。