Adobe Acrobat Reader DCを使ってPDFファイルに電子印鑑を押印したり、電子署名を追加する方法をご紹介します。
Adobeの無料PDFビューワー「Adobe Acrobat Reader DC」のスタンプ機能に、認印や社印、角印などを登録すると、PDFファイルに電子印鑑を押印できるようになります。
日本独特のハンコ文化が在宅勤務やテレワークの障害となっていますが、契約書や稟議書などのPDF文書と電子印鑑を組み合わせると、書類の電子化やペーパーレス化を進めることができます。
PDFファイルで電子印鑑を扱えるフリーソフトは、Adobe Acrobat Reader DCの他に、文字入力や画像挿入ができるPDF-XChange Viewerもあります。
スマホ版Adobe Acrobat Readerを使って、電子印鑑をPDFに押印する方法も紹介しています。
PDFに電子署名を追加する
Adobe Acrobat Reader DCには電子署名を追加して、PDF文書の改ざんを防止したり、信頼性やセキュリティを向上させる機能があります。
企業間の契約書や公文書、法的文書などに使われるデジタルIDは信頼性が求められるため、大手認証機関から取得した有料のものを使いますが、中小企業や個人間取引であれば、無料で取得できる自分用のデジタルID「Self-Sign ID」を使うとよいでしょう。
電子印鑑は簡単にコピーできるので、認印ぐらいの信頼性しかありませんが、電子印鑑に電子署名を追加すれば、PDFの偽造や改ざんを防いで、セキュリティを向上させることができます。
電子印鑑の押印や電子署名の追加は、すべて無料で利用できますよ。