スーパーカブ・リトルカブとは

このブログで取り上げているホンダのロングセラーバイク「スーパーカブ」「リトルカブ」について解説します。

スーパーカブとリトルカブは、どちらもホンダの人気バイクですが、それぞれに独自の特徴と魅力があります。

また、2025年から始まる排ガス規制の強化によって、開発コストに見合わない50ccの原付バイクは生産停止となり、スーパーカブ50やクロスカブ50は購入できなくなります。

ホンダ カブとは

本田技研工業が製造している小型バイク「カブ」シリーズは、1958年に初めて発売されて以来、世界中で売れ続けているバイクです。

スーパーカブは故障知らずの高い耐久性や信頼性、驚異的な燃費性能が特徴で、世界中160ヵ国以上の国で利用されており、累計生産台数は世界最多の1億1000万台に達しています。

カブは1958年に初代が発売開始されてから70年以上経った今でも改良が加えられ、スーパーカブやリトルカブの他に、プレスカブ、クロスカブなどの派生車種がたくさん生産されています。

カブのエンジンは、50ccから110ccまでのバリエーションがあり、特に110ccモデルは街乗りだけでなく、長距離ツーリングにも対応できるパワフルさを持っています。

そのため、通勤通学などの移動手段だけでなく、ツーリングにも最適です。

カブは2022年にモデルチェンジされ、排出ガス規制に対応、ABS標準装備、油圧ディスクブレーキ装備の新型カブが登場しました。

スーパーカブの小型版 リトルカブ

リトルカブは、スーパーカブの基本設計をベースにしながらも、より小型で可愛らしいデザインに仕上げられたモデルです。1997年に登場し、特に女性や初心者ライダーに人気があります。

リトルカブは、スーパーカブよりも全長や全高が小さく設計されています。そのため、取り回しがしやすく、狭い道や駐車スペースにも対応しやすいのが特徴です。

また、シート高も低めに設定されているため、足つきが良く、初心者でも安心して乗ることができます。

実用重視のスーパーカブと比べて、リトルカブはポップでカラフルなデザインが魅力です。また、多彩なカラーバリエーションを提供しており、自分の個性に合った一台を選ぶことができます。

このスタイルの自由さが、特に若い世代や女性ライダーに支持されている理由の一つです。

スーパーカブとリトルカブ どちらを選ぶ

通勤通学や日常の買い物など、実用性を重視するならスーパーカブが最適です。一方で、街中の移動やファッションとしてバイクを楽しみたいなら、リトルカブが向いています。

どちらもホンダが誇る信頼性の高いエンジンを搭載しており、メンテナンスも比較的簡単で、このブログで紹介しているように自分でメンテナンスすることもできます。

スーパーカブとリトルカブのどちらも、多くのカスタムパーツが販売されています。

自分好みにカスタマイズする楽しみも、カブの大きな魅力です。特にリトルカブは、その可愛らしいデザインから、ユニークなカスタムが多く見られます。

カブ 名前の由来

カブ(Cub)はもともと英語でクマ・ライオン・キツネなど肉食動物の子供という意味があり、小排気量でも力強くキビキビとした走りのバイクであることを表現した名称です。

カブ(Cub)およびスーパーカブ(Super Cub)の名称は、ホンダのオートバイ商標として認められています。

スーパーカブとリトルカブは、それぞれに異なる魅力を持つバイクです。

実用性重視ならスーパーカブ、乗りやすさやスタイリッシュなデザインを楽しみたいならリトルカブと、ライフスタイルや好みによって選んでください。

ホンダカブ 50cc以下の原付生産終了

ホンダは2025年5月をもって、排気量50cc以下の「原付一種(原動機付き自転車)」の生産を終了すると発表しました。

ホンダのカブシリーズは、小型バイクの代名詞として世界中で使われており、日本では通勤通学や郵便配達、新聞などの商用にも使われてきました。

日本自動車工業会によると、50cc以下の原付バイクの生産台数は1980年に約250万台ありましたが、2023年には約10万台以下と激減しており、25年11月から始まる新たな排ガス規制の対応が難しいため、生産終了となりました。

排ガス規制の強化と生産台数の激減によって、開発コストに見合わない50ccの原付バイクは消えることになります。

原付バイクは50cc以下の一種と、50cc超〜125cc以下の二種に分かれ、ホンダは2025年に原付一種を生産停止するため、2025年以降スーパーカブ50やクロスカブ50は購入できなくなります。

警察庁は既存の原付免許でも、125cc以下のバイクに乗れるように法改正を行い、それに合わせてホンダもスーパーカブ110などの原付二種の生産を続けるそうです。

また、ホンダでは脱炭素や電動化の流れに沿って、電動バイクや電動スクーターの開発にも力を入れるとのこと。

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