カブのテールランプをLED化するため、試しに車用のLEDランプを2種類ほど使ってみたのですが、すぐ壊れるので不向きということがわかりました。
リトルカブのテールランプが切れたので、通常の電球バルブからLEDランプに交換してみました。必要な工具はプラスドライバーだけ、作業時間は5分ほどで終わります。
今回交換したLEDランプは車用のものですが、バイクにも取り付けることができます。また、LED化で必要になる交流から直流への変換は、今のところ何もせずそのまま使いました。
ただし、バイクのランプは車と違って使用条件が厳しいようで、車用のLEDランプを取り付けてみたところ、バイクの振動に耐えられず短期間で壊れてしまいました。
車用と比べて少し割高になりますが、バイクのテールランプには振動に強いバイク用のLEDランプを選んで下さい。
テールランプをLED化
先日の夜、バイクに乗って信号待ちをしていると、警察の方に声をかけられました。
「テールランプが切れてますよ・・・」
あれ~ホントだ。後ろだから気付かなかった。これは罰金かと思いきや「このまま走ってると整備不良で停められるので、すぐ直して下さい。」と言って去っていきました。親切なおまわりさんでよかった・・・(^^)
さっそくamazonで交換用のテールランプを探してみました。カブのテールランプは、一般的な丸い口金のタイプと、平型のウエッジタイプの2種類があります。我が相棒のリトルカブは平型のウエッジタイプでした。
一般的なバイク用テールランプといえば、この電球タイプですね。値段も安いし、普通に使うならこれで十分です。
左上の番号ですが、ウエッジタイプは68、丸い口金が67です。購入時はお間違いなきよう。どちらかわからない場合は、テールランプのケースを外して確認してください。
普通に交換するならこれで終了ですが、テールランプは後方にあるので球切れしてもなかなか気付かないし、できれば長く使えるものがいいですよね。というわけで、これを機にテールランプを長寿命のLEDランプに交換することにしました。
LEDランプはamazonで検索すると、車用のものがたくさん見つかります。口金のタイプはT20、端子は4本のダブルであれば、バイクのテールランプにも流用できます。
LEDの色はバックランプ用の白、テールランプ用の赤、ウインカー用のアンバーがありますが、テールレンズは元々赤いので何色でもOKです。今回購入したものは、以下の白色LEDランプです。
原付のリトルカブ、スーパーカブはもちろん、他のカブシリーズ、カブ90やカブ110にも使えます。ワット数はこのLEDが21Wに対し、テールランプには12V18/5Wと表示されていますが、問題なく点灯します。
LED化 交流から直流への変換
カブの電気系統は直流と交流の2種が使われていますが、常時点灯のヘッドライトやテールランプは消費電力が大きいため、バッテリーを通さず発電機から直接流れてくる交流を使用しています。
LEDランプは元々発光する「ダイオード」なので、電流は片方向にしか流れないし、極性を逆にして接続すると、最悪LEDが壊れます。そのため、カブのヘッドライトやテールランプをLED化するときは、配線を変更したりレギュレーターで整流するなどして、交流から直流に変換する必要があります。
・・・とはいえ、実際は交流のままでLEDランプを取り付けても特に問題なく点灯するし、LED化してから500kmほど走りましたが、今のところは壊れずに点灯し続けています。
カブの車種や年式、排気量によっても状況は違うでしょうし、交換したLEDランプがたまたま交流に対応しているのかもしれませんが、リトルカブのテールランプは交流のままでLED化できるようです。
というわけで、直流化せずにどこまで走れるかテストしてみます。 車用のLEDランプを2種ほどテストしましたが、振動のため短期間で壊れてしまいました。結局、交流のまま使ってどこまで持つかは不明です。
一応、ドライバーと予備のバルブを携帯して、急な球切れでも交換できるようにしておきます。
リトルカブ テールランプの交換作業
では、さっそくリトルカブのテールランプを交換してみましょう。LEDランプは1つしか使いませんが、車用のLEDランプは大抵2個入りなので、片方は予備で持っていて下さい。
プラスドライバーでテールレンズを外します。ネジは左右2ヶ所です。
テールレンズを手前に引き抜いて下さい。根元にゴムパッキンがあるのでご注意を。
ウエッジタイプのバルブは、手前に引き抜くだけで外れます。
バルブの取り外しに工具は必要ありません。口金と台座はこのようになってます。
続いてLEDランプを取り付けます。中途半端だと外れやすいので、しっかり奥まで押し込んでください。
LEDランプを取り付けるとこのようになります。このLEDランプは全長が6cmほどあるので、テールレンズ内ぎりぎりで収まりました。大きめのものを使用するときは注意してください。
再びテールレンズを取り付けて作業は終了です。慣れれば作業時間は5分かかりません。
テールランプ、ブレーキランプ共に問題なく点灯しました。LEDは白色ですが、テールレンズを通してちゃんと赤く光ります。白い光なので、ナンバーの視認性も向上しています。
バイクには不向き!? 車用のLEDランプは強度不足
車用のLEDランプは、今回紹介したものを含めて2種取り付けましたが、どちらも強度不足で壊れてしまいました。車用のLEDランプはバイクには不向きのようです。
最初に試したLEDランプはこれでしたが、激しい振動に弱かったようで、バイクには不向きでした。このLEDランプは外側のケースがなく、LEDチップ部と台座の接続ははんだ付けされた配線部分のみです。
走り出して1時間もしないうちにLEDチップ部分が千切れて、テールランプが点灯しなくなりました。たまたま不良品だったかと思ってもう一つ付けましたが、やはりすぐに壊れてしまいました。
安くてLEDがむき出しのタイプは、バイクの振動に耐えられなかったようです。価格も安いし、バイク用とは書いてないので、これは選んだ側の問題でしょうねぇ。
続いて取り付けた今回のLEDランプは比較的長持ちしましたが、こちらも激しい振動に弱かったようで、電球の寿命よりも短い時間で壊れてしまいました。
車とは違って使用条件が厳しいので、バイクのテールランプは振動に強いバイク用のLEDランプを選んで下さい。現在使っているのはこのLEDテールランプです。
あとはLEDの耐久性や交流のまま使い続けることの影響ですが、これは実際に走ってみないとわからないので、自ら人柱となってぼちぼち検証してみます。 結局短期間で壊れてしまったので、検証はできませんでした。残念・・・
LEDランプは電球バルブと比べて消費電力が小さく、寿命も長いので、バイクのテールランプに最適です。交換も簡単で、慣れれば5分程度で作業が終わります。
ただし、LEDランプを選ぶときは車用ではなく、バイク用のLEDランプをおすすめします。球切れの際はぜひLEDランプ交換にチャレンジしてみてください。
バイク用の赤色LEDテールランプを取り付けた時の記事は、以下からご覧ください。

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