WeChat(微信)は中国人の間で広く使われているインスタントメッセンジャーですが、意外なことに、WeChatはメッセンジャー機能だけでなく、中国との国際通話やビデオ通話が無料でできるということを知らない方が多いです。
わざわざ固定電話や携帯電話を使わなくても、携帯の電波(3GやLTE)が入ればスマホだけで日中間の音声通話が可能で、wifi環境下であれば動画通話もクリアです。
もちろん、中国だけでなく世界中どこでもWeChatで通話ができますよ。
WeChat(微信)には Web WeChat という機能があり、PCのブラウザから写真や動画などのデータをやりとりすることができます。WeChatをPCで使う方法は、以下をご覧ください。
WeChat(微信)の音声通話アプリを使おう
スマホ持ちの中国人ならほとんどの人が利用しているWeChat(微信)は、中国大手IT企業テンセント(騰訊)が提供するメッセンジャーアプリです。言わば中国版のLINEみたいなもんですね。
機能もLINEとほぼ同じ、文字・音声・写真・動画・表情などを友達との間でやりとりすることができます。また、中国ではWeChatを利用した決済サービスも始まるなど、多機能化が進んでいます。
さて、WeChatにはメインのテキストメッセンジャーだけでなく、無料呼び出し(音声通話)や動画呼び出し(動画通話)、音声チャット機能など、様々なコミュニケーション機能が用意されています。
中国人を見ていると、WeChatの機能を使いこなしてるなぁと感じます。国境を超えて、通話や音声チャットをガンガンやり取りしていますよ。
日本人の間でもじわじわと知名度が上がってきたWeChatですが、中国人ほど使いこなせていない印象で、いわしの周りもテキストのやり取りしかしていない人が多いです。先日はお互いWeChatを入れているにもかかわらず、中国から携帯で電話してきた人がいました。
WeChatを使えば中国との国際通話やテレビ電話も無料なのですが、どうも「電話」という概念に縛られて、メッセンジャーアプリを使うという発想には至らないようです。
携帯やwifiが入るところであれば、中国と日本との間に限らず世界中どこでも無料で通話ができるWeChatを使わない手はありません。
WeChat(微信) 音声通話の使い方
では、WeChatの音声通話機能を使ってみましょう。WeChatの下部メニュー「チャット」から通話したい相手を選び、テキスト入力画面右側の「+」ボタンを押して、無料呼び出し(音声通話)を押すと音声通話が始まります。
あとは普通の電話と同じように相手とお話してください。電波の状況が悪いと途切れるので、なるべくwifi環境下で使うことをおススメします。
もちろん、世界中どこで使っても無料ですが、事前のデータ通信設定はチェックしておいてくださいね。海外で有料のローミングになってたら泣きますよ・・・
あと、テレビ電話機能の動画呼び出し(動画通話)も同じような操作で使えます。テキスト入力画面右側の「+」ボタン→動画呼び出し(動画通話)を押すと動画通話が始まります。
こちらはwifiじゃないとまともにやりとりできないので、wifi環境必須です。動画通話中でもそのまま音声呼び出しに切り替えることができます。
WeChat(微信) 音声チャット
WeChatにはリアルタイムでやりとりする音声通話と動画通話の他に、音声チャットというメッセンジャー版留守番電話のような機能があります。中国人が口にスマホを当てて話すのを不思議に思っていたのですが、これは音声チャットでメッセージを録音してたのですね。
いちいち指でテキストを入力しなくてもいいので、ちょっとした返事なんかの時に便利です。
音声チャットの使い方ですが、テキスト入力画面左側の音声ボタンを押すと、入力窓が「押したまま話す」に変わります。押している間はメッセージが録音されるので、終わったら指を離して送信してください。
送信された音声チャットは、吹き出しの音声マークを押すと再生されます。グループを作れば、みんなで音声チャットを共有できますよ。
日中間のやりとりはWeChatで
日本ではおなじみ、FacebookやLINEにもWeChatと同じようなメッセンジャー機能はあるのですが、中国ではFacebookやLINEが使えないので、実際に日本と中国との間でやりとりする場合はWeChatを使うしかありません。
中国産アプリなのでちょっと不安な感じもしますが、使ってみると何ら難しい操作はなく、とても便利です。特に中国人とのやりとりは、WeChatなしでは考えられません。
皆さんもWeChatを入れているなら、一度音声通話を使ってみてください。海外とのやり取りも簡単ですよ。