WordPress用のテーマ「SWELL」にGoogleアナリティクス4(GA4)を設定したので、その手順と方法をご紹介します。
WordPressに計測ID(トラッキングID)のタグを実装する方法はいくつかありますが、SWELLの場合はseo simple packから設定するのが一番カンタンです。
SWELLにGoogleアナリティクスを設定する手順
SWELLでGoogleアナリティクス4を設定する手順は以下の通りです。
- WordPressプラグイン「seo simple pack」をインストール
- Googleアナリティクスのアカウントとプロパティを作成
- seo simple packにGoogleアナリティクス4の計測IDを入力
まずはseo simple packをインストールして、Googleアナリティクスの計測IDを取得、あとはseo simple packに計測IDを入力すればOKです。
seo simple packはSEO対策用のWordPressプラグインです。SWELLと開発元が同じなので相性がよく、SWELLを使うなら必ずインストールしておきましょう。
seo simple packをインストール
では、SWELLにGoogleアナリティクス4を設定していきましょう。まずはWordPressプラグイン「seo simple pack」をインストールします。
WordPressダッシュボードのメニューから「プラグイン」→「新規プラグインを追加」に進み、右上の検索窓で「seo simple pack」と入力してください。
「今すぐインストール」して有効化したら、そのまま待機します。
Googleアナリティクスのアカウント作成
続いてGoogleアナリティクスのアカウントとプロパティを作成します。
Googleアナリティクスを使うためには、Googleアカウントが必要です。まだお持ちでない方は、以下の記事を参考にしてGoogleアカウントを作成してください。
参考記事 Googleアカウントの作成方法
Googleアナリティクスにはサイトごとの測定IDが必要で、プロパティに紐づいています。測定IDはウェブサイトとアナリティクスをつなぐ識別コードのようなものです。
すでにアナリティクスのアカウントを作成済みの方は「プロパティの作成」に飛んで、アナリティクスのホーム左下「設定」→「作成」から新しいプロパティを作成してください。
Googleアナリティクスのアカウントをお持ちでない方は新規で作成します。以下のリンクからアナリティクスに進んで「さっそくはじめる」をクリックします。
Googleサイト Google アナリティクス
Googleアナリティクスにログイン
Googleアカウントでアナリティクスにログインしてください。
Googleアナリティクスにログインしました。さっそく「測定を開始」します。
では、Googleアナリティクスのアカウントを作成していきましょう。
アカウントの詳細
アカウント名を入力します。後からでも変更できるので、サイト名など好きな名称を入力してください。
アカウントのデータ共有設定
GoogleアナリティクスのデータをGoogleと共有するための設定で、サポートや最適化案に用いられます。すべてチェックでOKですが、気になる項目があれば外しておきましょう。
プロパティの作成
続いてプロパティの作成です。PVや各種データを測定するには、ウェブサイトごとにGoogleアナリティクス4のプロパティを作成する必要があります。
「プロパティ」はアナリティクスの用語で、サイトやブログの所有者だと考えてください。
プロパティ名は必須入力です。レポートのタイムゾーンと通貨を選択したら「次へ」進みます。
ビジネスの説明
ウェブサイトに関連するお店やサービスの詳細を選択します。
業種とビジネスの規模、ともに必須入力です。業種に見合うものがなければ「その他」を選んでください。
ビジネス目標を選択する
ここではGoogleアナリティクス4を使う目的を選択します。「ベースライン レポートの取得」以外は複数選択が可能です。
- 見込み顧客の発掘
- オンライン販売の促進
- ブランド認知度の向上
- ユーザー行動の調査
- ベースラインレポートの取得
アクセス数を計測するだけなら「ユーザー行動の調査」を選んでおけばよいでしょう。
データ収集を開始する
Googleアナリティクス4のデータ収集先を選択します。プラットフォームは「ウェブサイト」を選べばOKです。
データ収集先はAndroidアプリやiOSアプリも選択できますが、SWELLはアプリではないので関係ありません。
データ ストリームの設定
ここでは計測対象となるサイトのURLと名前を入力します。「ウェブサイトのURL」はサイトやブログのURLを、「ストリーム名」はサイトやブログの名前を入力します。
その下の「拡張計測機能」はサイトの計測だけでなく、サイト内のユーザー行動（インタラクション）も自動で測定する機能で、細かいアクセス解析や改善をするなら必須です。
通常はURLとストリーム名を入力したら、そのまま「ストリームを作成」すればOKです。
拡張計測機能
拡張計測機能で測定されるのは以下の項目です。拡張計測機能をオフにする場合は、右側のトグルスイッチで切り替えできます。
- ページビュー数
- スクロール数
- 離脱クリック
- サイト内検索
- フォームの操作
- 動画エンゲージメント
- ファイルのダウンロード
測定対象は「歯車」をクリックして、右側のスイッチで選択できます。
SEO SIMPLE PACKに測定IDを入力
ストリームの詳細が表示されました。ここでG-から始まる測定ID(例：G-ABCDEFG123)右側のコピーボタンを押して、測定IDをコピーします。
seo simple packに戻って、一般設定から上部のタブ「Googleアナリティクス」をクリックします。
Googleアナリティクス設定の上段「Measurement ID” for GA4」にコピーした測定IDを入力して、「設定を保存」してください。
「設定を保存しました。」と表示されたら、Googleアナリティクス4の設定は完了です。アナリティクスに戻ると「データ収集は保留中です」と表示されます。
「プロパティでデータ収集が始まるまでには、最長で 48 時間ほどかかることがあります。」とありますが、大抵は24時間ぐらいでデータを見られるようになります。
Googleアナリティクス4のホーム画面です。データが受信できるようになるまで待ちましょう。
