ブログのリライトにとても便利なGoogleスプレッドシート用ツール「リライト自動判定ツール」を使ってみました。
このツールは、Search ConsoleからGoogleスプレッドシートにブログのアクセスデータを出力して、CTRと検索順位を自動判定してリライトが必要な記事を抽出してくれるスグレモノです。
リライトの判定は「タイトル変更」と「コンテンツ追加」の2つです。
検索順位が高くてCTRが低い記事は「タイトル変更」、CTRが高くて検索順位が低い記事は「コンテンツ追加」と判定されます。
検索順位やCTRの判定基準はデフォルトで設定されていますが、自分で数値を決めることも可能です。さらに、リライトした記事をフォローする機能もあって、自動で一ヶ月後のCTRや検索順位も取得してくれます。
ブログのリライトは、ブログのアクセスを維持するための重要な作業ですが、リライトには判断基準が必要ですし、データを見ながら人力で判定するのはとても大変です。
この判定が瞬時で済み、ブログのリライト作業がメチャクチャ捗る「リライト自動判定ツール」、アマゾンギフト券たったの3,000円分で購入できます。
※ リライト自動判定ツールは、Googleドキュメント上で動作します。事前に使えるように準備しておいてください。使用方法は以下からどうぞ。

リライト自動判定ツール スプレッドシートの導入
リライト自動判定ツールは、作者のけんとこさんにアマゾンギフト券3,000円分送ると購入できます。詳しい購入方法と使い方は、以下のYoutube動画内の説明文に記載されています。
YouTubeリンク 【SEO対策】リライト自動判定ツール導入編(スプレッドシート)
メッセージに受取用メールアドレスを記載して、アマゾンギフト券を購入してください。
アマゾンギフト券を送ると、スプレッドシートへのリンクがメールで送られてきます。
リンクからリライト自動判定ツールを開いてください。使い方や使用上の注意がシート上に記載されています。
送られてきたシートは共有されているので、自分用に別名で保存したものを使いましょう。「ファイル」→「コピーを作成」でスプレッドシートをコピーします。
アドオン「Search Analytics for Sheets」のインストールと設定
次に上のメニュー「アドオン」から「アドオンを取得」に進みます。
アドオンの検索窓に「Search Analytics for Sheets」と入力して、「+ 無料」ボタンをクリックすると、アドオンがインストールされます。
Search Analytics for Google Sheetsが自分のGoogleアカウントにアクセスできるよう許可します。
「許可」をクリックすると、アドオンのインストールが始まります。
次にアドオンの設定に移ります。上メニューの「アドオン」→「Search Analytics for Sheets」→「Open Sidebar」を選択し、サイドバーを開きます。
サイドバー上部の「Backups」タブを開いて、「Verified Site」からサイトを選び、「Group By」は「Query」と「Page」を選択、「Row returned」を「1000 rows」に、「Run a backup cycle right away」をチェックして、「ENABLE BACKUP」をクリックします。
下のタブに「May 2018」のようなタブが追加されていれば設定完了です。
CTR条件と検索順位条件の設定
続いてタイトル変更とコンテンツ追加の条件を設定します。CTR条件と検索順位条件は、赤色の部分に数値を入力して条件を変更します。もちろん、初期設定のままでもOKです。
上メニューの「自動取得」→「初期設定」に進みます。
「承認が必要」のメッセージが出たら「続行」をクリックします。
もう一度自分のアカウントを選択します。
「このアプリは確認されていません」というエラーが表示されたら、左下の「詳細」をクリックします。
下にスクロールして「script(安全ではないページ)に移動」をクリックします。
scriptのアクセスを許可します。
続いてトリガー設定も行います。上メニュー「自動取得」→「トリガー設定」に進みます。
トリガー設定が完了したら「OK」をクリックします。これで毎月5日にサーチコンソールから自動でデータを洗い出し、リライト記事のチェックが行われるようになります。
リライト判定の結果をチェックする
では、リライト判定の結果を見てみましょう。下の日付タブをクリックすると、サーチコンソールから抽出されたブログの各記事データが表示され、そのデータを基に「タイトル変更」と「コンテンツ追加」の判定が下されます。
CTR条件・検索順位条件の数値を変更してから、上部メニューの「自動取得」→「条件変更」で再度リライト判定を行うことができます。
検索順位条件は小数点を入れることも可能です。CTR条件・検索順位条件の数値をいろいろ変更してみて、自分のブログに合った判定条件を見つけてください。
あと、リライトした記事に「済」を入れると、次回チェック時に自動でCTRと検索順位の効果を測定してくれる機能があります。これを使えば、さらに記事のリライトが捗りますよ。
リライトの判断基準について
なぜ記事のリライトがアクセスの増加につながるのか、その判断基準の理屈を説明します。
リライト判定ツールの条件に使われているCTR(Click Through Rate)とは、検索で表示された数のうち、クリックされた割合のことです。ある検索ワードで10,000回表示のうち、自分の記事が1,000回クリックされると、CTRは10%になります。
通常は検索上位の記事ほどCTRは上昇しますが、表示されたタイトルと説明文(description)が検索ワードに合っていない場合、CTRは下がります。
上位表示にもかかわらずCTRが低い場合は、立ち位置はいいけど見た目が悪いということです。タイトルとdescriptionを検索ワードに合わせて修正すると、見た目がよくなってCTRが上昇し、立ち位置相応のアクセス増加につながります。これが「タイトル変更」です。
あと、CTRが高いのに検索順位が低い場合は、見た目はいいけど立ち位置が悪いということです。見た目は十分なので、ここにコンテンツを追加して立ち位置を上げると、さらにCTRが上昇します。これが「コンテンツ追加」です。
同じ記事でも検索ワードによって条件は変わります。記事を修正しても必ず数値が改善するとは限りませんが、基本はクリック数が多い検索ワードに合わせてリライトしてください。
最後に、男子ハックさんとけんとこさんのツイートを見て、リライト判定ツールのことを知りました。お二人に感謝です!
ユーザーがスクリプト意識しなくてもいいように&シートのデザイン整えなくていいように作ったら、何だかんだ2日弱かかったやつです https://t.co/0zmNJ8zDoj
— Ohira Kento // Fluxx, Inc (@kent666) May 14, 2018