Dropboxの2段階認証を有効にしてセキュリティを強化する方法と、解除の方法をご紹介します。
オンラインストレージサービスを安全に使うためには、セキュリティ対策は必須です。
Dropboxは容量も必要十分、出先からアクセスできるのでとても便利ですが、大切なデータを漏洩から守るため、Dropboxの2段階認証を設定してセキュリティを強化しましょう。
2段階認証の解除は、電話番号の変更やスマホの機種変更などで、セキュリティコードが送信できなくなった場合に行います。
ただし、どの端末でもログインが可能になるので、セキュリティが低下します。特に支障がなければ2段階認証は常に有効にしておきましょう。
便利なオンラインストレージサービス Dropboxのセキュリティリスク
オンラインストレージサービスはたくさんの種類がありますが、何をメインで使っていますか?
Dropboxは容量も必要十分、よく使う画像やドキュメントなどのデータを保存しておけば、出先からアクセスできるのでとても便利です。
でも、外からアクセスが可能ということは、データが外部に漏洩する可能性もあるということです。どんなオンラインストレージサービスにもセキュリティリスクがあり、Dropboxも例外ではありません。
先日もDropboxのセキュリティに関してこんなニュースがありました。
コード共有サイトのPastebinに匿名のユーザーが「Dropboxのアカウント情報(メールアドレスとパスワード)700万件近くを入手した」と書き込み、その証拠として最初の400件のデータを貼り付けた。
Dropbox側は否定していますが、実際にDropboxのユーザー名とパスワードが流出したのであれば、それを使って保存してあるデータにもアクセスできることになります。
Dropboxのセキュリティ強化策 2段階認証
Dropboxでは、セキュリティ強化のために2段階認証を勧めています。
Dropboxで2段階認証を設定すると、新しいコンピュータや携帯電話、タブレットとDropboxをリンクさせる際に、パスワードとセキュリティコードが要求されるようになります。
これなら他の端末からDropboxへ侵入しようとしても、セキュリティコードを入力しない限りログインできないので、よほどのことがない限り他人がアクセスすることはできません。
Dropboxを仕事で使うなら、セキュリティ強化は必須です。大切なデータを守るために、ぜひ2段階認証を設定しておきましょう。
Dropboxの2段階認証 設定
では、さっそく2段階認証を設定しましょう。まずはDropboxにログインしてください。
Dropboxのログイン画面は以下からアクセスできます。
ホーム画面右上のアバター画像をクリックして、「設定」に進みます。
上のタブ「セキュリティ」を選択して、2段階認証をクリックします。
「2段階認証を有効にする」というメッセージが表示されるので、「使ってみる」をクリックして2段階認証を有効化しましょう。
有効化の前にパスワードを再入力します。
セキュリティコードの受信方法を選びます。通常はスマートフォンにテキストメッセージを送信でよいでしょう。モバイルアプリを利用する場合は、Google Authenticator などの認証アプリを使ってセキュリティコードを生成します。
セキュリティコードを送信するスマホの番号を入力して「次へ」をクリックすると、テキストメッセージでセキュリティコードが送られます。
受信したセキュリティコードを入力してください。
メイン電話番号の他に、予備の電話番号を追加することができます。必要なければこの手順は飛ばしても大丈夫です。
続いて緊急時にDropboxにアクセスできるバックアップコードが10個届くので、安全な場所にメモしておきましょう。8桁の各コードは一回限り有効です。
2段階認証を有効にすると、ウェブサイトのログインや新しいデバイスをリンクする時に、セキュリティコードを入力する必要があります。
2段階認証が有効になったので、各設定項目が表示されています。設定を変更したりセキュリティキーを追加する場合はここで行います。
Dropboxのウェブサイトにログインするときは、その都度セキュリティコードを入力します。ただし、「このパソコンを信頼する」にチェックを入れると、以後セキュリティコードを入力する必要がなくなるので、共有PCでなければチェックしておきましょう。
2段階認証の解除
次は2段階認証の解除方法を説明します。電話番号が変わったりスマホの機種変更でセキュリティコードが受け取れなくなったような場合は、2段階認証を無効にするとよいでしょう。
ただし、どの端末でもログインが可能になるので、セキュリティが低下します。特に支障がなければ2段階認証は常に有効にしておきましょう。
2段階認証の解除は、有効化と同じ手順で行います。まずは設定から「セキュリティ」→「2段階認証」に進み、スイッチをオンからオフに切り替えます。
2段階認証を無効化する場合も、パスワードを再入力します。
無効にする前にメッセージが表示されます。
2段階認証がオフに切り替わって解除されました。
再び有効化する場合は、もう一度スイッチをオンにしてください。
あと、2段階認証を設定すると使い勝手が悪くなるような気もしますが、スマホのDropboxアプリは一度ログインすると、再ログインしない限りセキュリティコードは不要です。
外出先でDropboxを使う場合は、必ず2段階認証を有効にしておきましょう。