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wordに電子印鑑を貼り付け ずれない押印方法

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wordに電子印鑑を挿入

Microsoft Wordの画像挿入設定を変更して、認印や角印、決裁印などの電子印鑑をビジネス文書の決まった位置に押印する方法をご紹介します。

ワードで電子印鑑を使うときに「印」マークの上に貼り付けできないとイラッとしますよね。

wordに電子印鑑を貼り付けると、通常は行間に挿入されるのですが、デフォルトの画像設定では印影がずれてレイアウトが崩れてしまいます。

wordで電子印鑑の位置がずれる場合は、画像の挿入設定を変更しないといけません。電子印鑑も一種の「画像」なので、画像の挿入設定を変更すれば自由に貼り付けできます。

wordで電子印鑑を使う場合は、印鑑画像をword文書にそのまま押印するか、無料ソフトの「パパッと電子印鑑Free」や「クリックスタンプ」で押印する方法の2種類あります。

※ この記事内で使用しているmicrosoft wordのバージョンは、word 2019です。バージョン違いのwordやofficeの場合は、利用中のバージョンに合わせて読み替えて下さい。

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wordの電子印鑑画像がずれる

microsoft wordで印影画像を貼り付けた時、配置がずれてイライラしたことはありませんか?

文字や段落のレイアウトを変えずに画像を重ねようとしても、なぜか行間に画像が挿入されるので、全体のレイアウトが崩れてしまいます。

これはwordの初期設定が「行内」に画像を挿入する設定となっているからです。

電子印鑑を使うときに「行内」設定のままで印影画像を貼り付けると、画像のサイズに合わせて行間が広がるため、画像は行間か文字の間にしか配置できません。

word 画像挿入設定

また、捺印の目安として「印」の文字が書かれている場合は、画像挿入設定を変更しないとレイアウトが崩れるだけでなく「印」からずれるので電子印鑑を文字の上に配置できません。

word 印鑑画像の配置

今度は画像の例です。文章の途中に画像を挿入して、背景画像の上に文章を重ねようとすると、文字と文字の間が切れてしまいます。

microsoft word 画像挿入 文章が切れる

画像配置に制約があると、文章全体を思い通りにレイアウトすることができません。

word文書に電子印鑑を挿入

では、画像の挿入方法を変更して、狙い通りの場所に配置してみましょう。電子印鑑を「印」の上に配置できるようにします。重ね順は画像が上、文字が下です。

word 電子印鑑挿入

wordで文中に画像を挿入するときは、メニューの「挿入」から「画像」を選択します。

word 電子印鑑挿入

続いて「文字列の折り返し」設定を変更して、電子印鑑がずれないようにします。まず印鑑画像をクリックして、メニューから「書式」→「文字列の折返し」→「前面」を選択します。

word 文字列の折返し

これで自由に画像を配置できるようになりました。電子印鑑がずれないので、「印」の上に印鑑画像を挿入してもレイアウトが崩れなくなりました。

word 文字上に画像挿入

もしくは、印鑑画像の上で右クリックして「図」を選択します。

word 文字列の折返し

「図の書式設定」の「レイアウト」から、折り返しの種類と配置を変更することもできます。

word 文字列の折り返し

ただし、この2つの方法では、印鑑画像を挿入するたびに設定を変更しないといけないので、「Wordのオプション」であらかじめ設定を変更しておきましょう。

Wordのオプションから「詳細設定」を選び、「図を挿入/貼り付ける形式」を前面に変更します。

word 図を挿入/貼り付ける形式

これで画像を挿入する時は、いつでも「前面」になるので、文字の上に画像を配置したり、イラストなどの背景の上に文字入力することも可能になります。

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無料ソフトでwordに電子印鑑を挿入する

word文書に電子印鑑を挿入するときは、無料ソフトの「パパッと電子印鑑Free」や「クリックスタンプ」を使うと便利です。

どちらも電子印鑑の押印だけでなく、認印や角印、ビジネス印の作成まで可能です。

自分で電子印鑑を用意できるならあえてソフトを使う必要はありませんが、wordとexcelの両方で使う場合は、無料ソフトを使ったほうが便利です。

あと、セキュリティの面で不安があれば、押印した印鑑に個別のIDが追加されるシャチハタの「パソコン決裁」を使うのも手です。ただし、こちらは有料になります。

パパッと電子印鑑Free

パパッと電子印鑑Freeは、無料ソフトとは思えないほど多機能で、電子印鑑の押印だけでなく、会社でよく使う認印や角印、ビジネス印も作成できます。

パパッと電子印鑑Free

パパッと電子印鑑Freeの印鑑パネル機能を使うと、wordやexcelで作成した文書にドラッグ&ドロップするだけで押印することができます。

電子印鑑を作成したら「印鑑パネル」をクリックして、デスクトップ上に印鑑パネルを常駐表示させます。

パパッと電子印鑑Free 印鑑パネル

印鑑パネルから印鑑をwordやexcelにドラッグ&ドロップするだけで、簡単に押印することができます。大量の文章を扱う時はとても便利な機能です。

パパッと電子印鑑Free 印鑑パネル

印鑑パネルは右上ボタンで表示の切り替えができます。また、タスクトレイのアイコンから常駐場所を変更することもできます。

パパッと電子印鑑Free 印鑑パネル

パパッと電子印鑑Freeの使い方は、以下の記事をご覧ください。印鑑パネルの使い方、認印や角印、データネーム印、ビジネス印などの作り方も詳しく解説しています。

パパッと電子印鑑Freeの使い方とダウンロード
パパッと電子印鑑Free は無料のソフトですが、フリーソフトとは思えないほど多機能で、フォントを1文字ずつ調整すれば、より本物に近い電子印鑑が簡単に作成できます。無料ソフトで電子印鑑を活用するなら、パパッと電子印鑑Free が一番オススメです。

有料の「パパッと電子印鑑 PRO」は印鑑用フォントが使えて、PDFにも直接押印できるので便利です。

クリップスタンプ

クリップスタンプは電子印鑑フリーソフトで、丸印や角印などの印鑑を作成して、クリップボードからエクセルやワードに捺印することができます。

作成できる印鑑は、日付印、代理印、三文判、丸印、角印、2分割印の6種で、フォントやサイズ、印鑑の色なども自由に設定できます。

クリックスタンプ

クリップスタンプはwordやexcelだけでなく、一太郎などのワープロソフト、office 互換の LibreOffice や Apache OpenOffice でも使えます。

word文書に電子印鑑を挿入するときは、クリップスタンプを通常モードか常駐モードにして利用します。何度も押印するなら常駐モードが便利です。

常駐モードにするとクリップスタンプが常に起動して、タスクバーのアイコンを左クリックすると捺印、右クリックすると設定や環境設定に移ります。

クリックスタンプ 常駐モード

捺印時は画面がマスクされるので、捺印したい場所を左クリックすると印鑑が捺印されます。

クリックスタンプ捺印

クリップスタンプの使い方は、以下の記事をご覧ください。電子印鑑の作成方法や押印時の設定まで詳しく解説しています。

クリップスタンプの使い方 電子印鑑作成フリーソフト
フリー電子印鑑作成ソフト「クリップスタンプ」の使い方をご紹介します。クリップスタンプは日付印や三文判、丸印、角印などの印鑑を作成して、Microsoft Wordや一太郎などのワープロソフト、Microsoft Excel に捺印することができます。

パソコン決裁cloudでword文書に押印

パソコン決裁cloudは、印鑑メーカーのシャチハタが提供するクラウド電子決裁サービスで、word文書の押印作業をクラウド上で電子化できます。

パソコン決裁Cloud Corporate

利用できるファイルはPDF、Excel、Wordの3種類で、Wordファイルの場合は電子印鑑を押印してからPDFに変換します。

パソコン決裁cloudはクラウドサービスなので、ソフトウェアをインストールする必要はありません。インターネットに接続できればどこでも利用可能です。

セキュリティも万全で、押印した印鑑には個別のシリアルIDが追加されるので安全性が高く、改ざん・なりすましを防止することができます。

会社の承認や決済の流れをそのままクラウドに移行できるので、ハンコを押すための出社を減らすことができます。テレワークや在宅勤務に移行しても問題なく使えます。

パソコン決裁cloudは有料サービスなので、最低でも年間12,000円の料金が必要ですが、コロナウイルスの影響で増加しているテレワークを支援するため、2020年6月30日まで無料開放すると発表しています。

パソコン決裁cloudの使い方は、以下の記事をご覧ください。最初の登録方法から印鑑の作成、押印、文書の回覧、ファイルの保存まで、一通りの流れをわかりやすく解説しています。

シャチハタの電子印鑑サービス「パソコン決裁Cloud」の使い方
シャチハタの電子印鑑サービス「パソコン決裁Cloud」の使い方をご紹介します。この記事を見れば、最初の登録から電子印鑑の作成、捺印、ファイル保存までの流れがわかります。パソコン決裁Cloudを使えば、はんこを押すために出社する必要がなくなりますよ。

他にも電子印鑑を無料で作成、利用する方法はいろいろあります。ぜひ下記の記事を参考にして、word文書のペーパーレス化を進めてください。

参考記事 電子印鑑を無料で作成できるフリーソフトやサイト12選

WordではなくGoogleドキュメントで電子印鑑をお使いの方は、以下の記事をご参照下さい。

参考記事 Googleドキュメント 電子印鑑の使い方と作成方法

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