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Googleアナリティクスのデータ保持期間を変更する

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GDPR

EU一般データ保護規則「GDPR」の施行に伴い、2018年5月からGoogleアナリティクスの過去データ保持期間が変更され、デフォルトの設定が26ヶ月になりました。

データ保持期間の期限を変更しても、アナリティクスの集計レポートには影響ありませんが、高度な解析に使うデータは「自動的に期限切れにならない」に変更しないと消えてしまうので、必要に応じてGoogleアナリティクスの設定からデータ保持期間を変更しましょう。

保持期間の変更は簡単で、「管理」からプロパティの「トラッキング情報」に進み、「データ保持」で期間を変更します。

だだ、GDPRには必要な期間を超えて個人情報を保持してはならないという規則があるので、特に問題がなければ、データ保持期間はデフォルト設定の「26ヶ月」にすることをオススメします。

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Googleアナリティクス データ保持期間の変更

では、Googleアナリティクスのデータ保持期間を変更してみましょう。まずは左側メニューの一番下にある「管理」をクリックします。

Googleアナリティクス 管理

管理画面のプロパティにあるトラッキング情報から「データ保持」に進みます。

Googleアナリティクス データ保持期間変更

「ユーザーデータとイベントデータの保持」を見ると、デフォルトの数値「26ヶ月」になっています。期間を変更する場合はここをクリックします。

Googleアナリティクス データ保持期間変更

データが消えないように「自動的に期限切れにならない」を選択して「保存」すればOKです。

Googleアナリティクス データ保持期間変更

「保存」してから24時間経つと設定が反映されます。

GoogleアナリティクスとGDPRの関係

GDPR(EU一般データ保護規則)はEU内の個人情報を保護するための法律です。EU内在住の有無に限らず、EUからアクセスできるサイトすべてが対象で、国籍や人種も関係ありません。

サイト上で取得するIDやユーザー名、メールアドレスをはじめ、IPアドレス、Cookieなどもプライバシー情報としてGDPRの規制対象になり、プライバシーポリシーの公開やCookie利用の同意、データの安全な保管、削除機能の設置、保存期間の制限といった規制を守る必要があります。

Googleアナリティクスは、Cookieを使って訪問者の行動を解析し、データとして残します。つまり、Googleアナリティクス設置サイトにEU圏からアクセスがあれば、必ずGDPRの対象になるということです。

GDPRに違反すると、2000万ユーロ(約24億円)以下、もしくは全世界売上高の4%以下のいずれか高い方という巨額の制裁金を科されるリスクがあります。

日本国内向けのサイトやブログであれば問題ありませんが、EU諸国向けにサイト運営やビジネスを行う場合は、Cookie同意やプライバシーポリシーの公開といった対策を取りましょう。

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データ保存期間の変更は必要か

Googleアナリティクスには高度なアクセス解析として、匿名ユーザーの訪問履歴や行動を分析する機能があり、物販サイトのマーケティングや調査に使うと便利です。

この分析に用いるデータは、個人情報に関連するCookieやユーザーID、広告IDなどで、GDPRの規制対象となるため、Googleアナリティクスのデータ保持期間が選択できるようになりました。

しかし、一般のサイト運営者やブロガーに高度な分析は必要なく、通常のアクセス解析に必要なPVやユーザー数といったデータは、期間設定に関係なくそのまま残ります。

GDPRには必要な期間を超えて個人情報を保持してはならないという規則があるため、特に支障がなければデータ保存期間を変更せず、デフォルト設定の「26ヶ月」のままにしておきましょう。

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