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ドラえもんトラムに乗りました

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万葉線のドラえもんトラム

万葉線の名物「ドラえもんトラム」に乗ってきました。

ドラえもんトラムは藤子・F・不二雄氏のふるさとである富山県高岡市を走り、ドラえもんをイメージした青い車両は観光客や子どもたちに大人気で、万葉線の旅を楽しく演出してくれます。

ドラえもんトラムが走る万葉線自体も変化に富み、路線は高岡市内の併用軌道と新湊港線の専用軌道に分かれ、市内を出ると工業地帯や川沿いの倉庫、海沿いを走ります。

始発の高岡駅から終点の越ノ潟まで、ドラえもんトラムの道中は見どころ一杯ですよ。

ドラえもんトラムは1日7往復半の運行となっています。乗車される際は、事前に時刻表を確認してください。あと、月曜日は点検のため運休となるのでご注意を。

※ ドラえもんトラムは車輌検査のため運休していましたが、2023年1月26日より運行を再開しました。

運転再開を記念して、1月28日に「ドラえもんトラム B5 版自由帳」と「ドラえもんトラムクリアファイル」のセットがプレゼントされます。

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万葉線のドラえもんトラム

万葉線 ドラえもんトラム

富山県高岡市は、マンガ家の藤子・F・不二雄氏の出身地です。その高岡市から新湊を結ぶ路面電車万葉線には、氏の代表作「ドラえもん」にちなんだ電車「ドラえもんトラム」が走っています。

高岡市では、ドラえもんや忍者ハットリくんなどの名作を生み出した藤子・F・不二雄氏の偉業をたたえ、その作品にちなんださまざまな取り組みを行っています。

その一環として、2012年にドラえもんの生誕100年前(2012年9月3日)を記念してドラえもんトラムが登場しました。ちなみに、ドラえもんはあと100年ほど先の未来、西暦2112年9月3日に誕生することになっています。

外装はドラえもんをイメージした青い車体に赤い首輪のライン、窓にはのび太やジャイアン、スネ夫、しずかちゃん、ドラミちゃんといったおなじみのキャラクター達が描かれています。

万葉線 ドラえもんトラム

ピンクに塗られた側面のドアは、ひみつ道具「どこでもドア」をモチーフにしています。

万葉線 ドラえもんトラム

車内に入るとぬいぐるみや天井に描かれたキャラクター達がお出迎え、吊り革にはドラえもんとドラミちゃん、さらにタイムマシンやスモールライトなどのひみつ道具が車内各所に散りばめられています。

ドラえもんトラム 天井

ドラえもんトラム ひみつ道具

ドラえもんトラム 時刻表

ドラえもんトラムは車輌の臨時点検のため運休していましたが、2022年3月31日より運行を再開しました。ドラえもんトラムの時刻表は以下のPDFをご参照ください。

ドラえもんトラムの運行予定時刻表2022(PDF)

運行時刻は決まっていて、一日に7往復半運用されています。月曜日は点検のため運休となるのでご注意を。なお、月曜日が祝日の場合は、火曜日が運休となります。

万葉線の路線図と沿線マップは、下記ページをご覧ください。

沿線情報 | 万葉線株式会社
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ドラえもんトラムの料金

ドラえもんトラムは通常の運賃のみで乗車できます。特別料金は必要ありません。万葉線の初乗り料金は200円で、高岡から越ノ潟まで乗車すると400円です。

万葉線の運賃表は以下をご参照ください。

運賃表 | 万葉線株式会社
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お得な料金で万葉線を自由に乗り降りできる「万葉線一日フリーきっぷ」や、万葉線1日乗り放題と海王丸の乗船券が付いた「万葉線・海王丸セットクーポン」もあります。

万葉線一日フリーきっぷ料金

  • 大人: 900円
  • 小人: 450円
  • 親子セット: 1,100円

万葉線一日フリーきっぷ料金

  • 大人: 1,100円
  • 小人: 550円

ドラえもんトラム 高岡駅

高岡駅

万葉線は高岡駅停留場が始発駅です。高岡駅は2015年の北陸新幹線開業に伴い、JR西日本とあいの風とやま鉄道の共用駅になりました。駅前にあった万葉線高岡駅も、2014年に駅構内まで延伸されています。

万葉線 高岡駅停留場

駅構内には高岡の伝統工芸「高岡銅器」で製作されたドラえもんポストがあります。このポストから手紙を投函すると、ドラえもんの記念消印を押してもらえます。

高岡駅 ドラえもんポスト

ドラえもんトラムが到着すると、さっそく子どもたちや観光客に囲まれました。ドラえもんは海外でも人気なので、外国人観光客も多かったです。

ドラえもんトラム 高岡駅

ドラえもんトラムの正面には、ドラえもんのイラストが描かれ、下部にはエンブレムが飾られています。

ドラえもんトラム 正面

今回は別の目的、貨物線跡探訪のため高岡駅から乗車せず、まずは氷見線で伏木に向かいました。ドラえもんトラムは高岡駅前の繁華街を抜け、越ノ潟に向かいます。

万葉線 高岡駅前

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万葉線 車庫と平面クロス跡

万葉線 能町口駅

高岡から氷見線に乗って伏木駅で降り、伏木の貨物線跡をウロウロしながら能町口まで歩きました。

そこから万葉線に沿って米島口まで歩きます。この付近はJR氷見線と新湊貨物線をオーバークロスするため、結構な勾配区間になっています。氷見線とのクロス付近でドラえもんトラムに遭遇しました。

ドラえもんトラム

米島口には車庫と万葉線株式会社の本社があります。

万葉線 米島車庫

荻布まで歩いて、万葉線と日本曹達専用線の平面クロス跡を探訪します。2004年に廃止されてから13年経ち、平面クロスは跡形もなく消えていました。かろうじて舗装の跡がわかるぐらいです。

日本曹達専用線 平面クロス跡

この先に日本曹達の工場があります。専用線の線路は剥がされ、路盤だけが残ります。

能町 日本曹達専用線跡

JR能町駅にも寄りましたが、貨物駅の痕跡はなく、側線が残るのみでした。兵どもが夢の跡・・・

JR能町駅 貨物廃止後

ドラえもんトラムで越ノ潟へ

ドラえもんトラム

散々歩いた末に、旭ヶ丘駅でやっとこさドラえもんトラムを捕まえました。ここから越ノ潟へと向かいます。

ドラえもんトラム 車内

ドラえもんトラムの車内はこんな感じです。青い内装と窓のキャラクターがドラえもんワールドを演出します。

ドラえもんトラム 車内

ドラえもんトラム 車内

運転席のすぐ後ろはドラミちゃんコーナーのようで、ぬいぐるみが置かれています。

ドラえもんトラム ドラミちゃん

能町口から中伏木までは併用軌道です。道幅に余裕が無いため、駅にはホームの代わりに乗り場の印がペイントされています。日本一狭いホームで有名な嵐電山ノ内駅を超えるぐらいの危ない駅ですね。

万葉線 吉久駅

万葉線 吉久駅

中伏木付近では、小矢部川の対岸にある伏木貨物駅跡が見えます。昔はここから義経・弁慶ゆかりの渡り舟「如意の渡し」が出ていたのですが、ほぼ同じ場所に伏木万葉大橋が開通したので、2009年に廃止されました。

万葉線 中伏木

高岡軌道線の名目上の終点、六渡寺で対向電車の待ち合わせです。ここから新湊港線に変わります。

万葉線 六渡寺

ドラえもんトラムは庄川にかかる鉄橋を渡ります。

万葉線 庄川鉄橋

この電車の運転士さんは女性でしたが、降車時に割引きっぷの販売や観光案内をこなし、この駅ではわざわざ降りてお客さんに案内していました。こんな営業熱心な運転士さんがいたらまた乗りたくなりますね。

万葉線 運転士

ドラえもんトラムは専用軌道を軽快に飛ばします。新湊大橋と北アルプスの山々が見えてきました。終点までもうすぐです。

万葉線 専用軌道

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富山新港の渡し船

万葉線終点の越ノ潟に到着しました。高岡からはおよそ50分ほどの旅路です。

万葉線 ドラえもんトラム

富山新港にかかる新湊大橋と、その先に北アルプスの山々を望みます。

越ノ潟 富山新港

富山新港ができる前は富山地方鉄道射水線として、対岸まで線路がつながり新湊と富山を結んでいました。六渡寺から越ノ潟までが別の路線になっているのは、元々射水線だったころの名残です。

現在では富山県営渡船の渡し船が、およそ30分間隔で越ノ潟と対岸の堀岡を結んでいます。

富山県営渡船 越ノ潟

富山県営渡船 渡し船

時間があれば乗りたかったのですが、今回は残念ながらお預けです・・・次の電車で高岡に戻ります。

万葉線 越ノ潟

ドラえもんトラム 高岡軌道線

万葉線の電車

万葉線は米島口から高岡まで、ずっと道路上を走る併用軌道になります。

万葉線 高岡軌道線

広小路から高岡までは単線になります。急患医療センター前駅は2005年に100mほど移転しましたが、交換設備は駅間にそのまま残りました。

万葉線 本丸会館前 交換設備

片原町駅でまたドラえもんトラムに遭遇しました。

ドラえもんトラム

ドラえもんトラム

今日は高岡獅子舞大競演会のため、交通規制が敷かれて1つ手前の末広町が終点でした。

万葉線 高岡獅子舞大競演会

富山県は日本一の「獅子舞県」とのことで、毎年5月3日(祝)に高岡獅子舞大競演会が開催されているそうです。

高岡獅子舞大競演会

高岡獅子舞大競演会

高岡獅子舞大競演会

今回は一駅手前までしか行けませんでしたが、ドラえもんトラムの旅を十分に満喫できました。

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万葉線とは

万葉線

ドラえもんトラムを運行する万葉線は、高岡駅から終点の越ノ潟まで、およそ13キロの距離を結ぶ鉄道です。正式には2路線に分かれており、高岡駅から六渡寺駅までが高岡軌道線、六渡寺駅から越ノ潟駅までが新湊港線となっています。

万葉線 路線図

以前は加越能鉄道が運営していましたが、利用客の減少による経営難のため、2001年に各自治体が出資し、第三セクター方式の鉄道会社である「万葉線株式会社」が設立されました。

万葉線株式会社
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万葉線株式会社

2004年から新形の超低床車両 MLRV1000形「アイトラム(AI-TRAM)」を6編成導入し、車両の近代化が図られました。そのうちの1編成がドラえもんトラムに改装されています。

万葉線 MLRV1000形

高岡駅から越ノ潟間は15分間隔のダイヤが組まれ、車庫がある米島口発着の電車も設定されています。

万葉線 時刻表

万葉線は市内の軌道線と郊外の鉄道線で違う様相を見せ、乗っていても飽きることがありません。

天気がよければ、車窓から雄大な北アルプスの眺めが広がります。鉄道好きにとってはいろいろ見どころが多い路線ですし、一般の方も車窓の変化を楽しむことができます。

また、沿線の観光地や飲食店との提携サービスもあり、乗車証を提示するとお帰り乗車票サービスや各種割引が受けられます。先ほどの運転士さんもそうですが、とてもサービス精神旺盛な鉄道ですね。

万葉線乗車証

ドラえもんトラムは2018年8月末までの運行予定でしたが、2022年度も引き続き乗車できるようです。高岡市に来る機会があれば、ぜひドラえもんトラムに乗って万葉線の旅を楽しんで下さい。

ドラえもんトラム グッズ

最後にドラえもんトラムのグッズをご紹介します。

以前に訪問した万葉線株式会社の本社内では、ドラえもんトラムのグッズが販売されていました。

万葉線本社 ドラえもんトラムグッズ

せっかくなので、富山県限定のドラえもんトラムグッズ「ドラえもんトラム自由帳」を購入しました。ジャポニカ学習帳でおなじみ、ショウワノートは高岡が発祥の地です。

ドラえもんトラム自由帳

ただし、ドラえもんトラム自由帳は現在販売されていないようです。

ドラえもんトラムのプラレール

ドラえもんトラムのプラレールもあります。側面にはドラえもんのキャラクターがデザインされ、扉はどこでもドアになっています。

プラレールのスイッチOFFにすると、手で転がしで遊ぶことも可能です。

Nゲージのドラえもんトラムも、6年前に高岡市で限定商品としてトミーテックの鉄道コレクションから販売されていましたが、現在は売り切れのようです。

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