サーバー移行時にブラウザのアドオン(拡張機能)を使って、ネームサーバー切り替え前に移行先サーバーの動作を確認する方法があるのでご紹介します。
サーバーを移行する際にPCのhostsファイルを編集して、IPアドレスを擬似的に書き換えると、ネームサーバー切り替え前でも移行先サーバーの動作確認を行うことができます。
その時に問題となるのが、サーバー移行がうまくいった場合、移行元も移行先も全く同じように表示されるので、どちらのサーバーが動作しているのかわからなくなることです。
いわしブログをmixhostにサーバー移行した時は、ブラウザのアドオンでサーバーのIPアドレスを確認し、移行元と移行先のサーバーを判別して動作確認を行いました。
Chrome、Firefoxのどちらにも接続中サイトのIPアドレスを表示するアドオンがあるので、その利用方法をご紹介します。
Chrome拡張機能「Website IP」でサーバーのIPアドレス確認
Googleのブラウザ「Google Chrome」には、便利な拡張機能(アドオン)がたくさんあります。
先日、いわしブログのサーバーをmixhostに移行したのですが、ネームサーバー切り替え前のサーバー動作確認は、Chromeのアドオン「Website IP」を使いました。
このアドオンは、表示しているウェブサイトのIPアドレスをブラウザの右下に表示するというシンプルな機能しかありませんが、サーバーの動作確認ならこれで十分です。
いわしブログのサーバーを移行する前は、さくらインターネットの共有サーバーを使ってました。その時のサーバーIPアドレスは「59.106.27.151」でした。
mixhostにブログのデータを移行して、hostsファイルを編集してからテスト表示させると、サーバーIPアドレスが「153.120.181.188」に変わりました。
移行がうまくいったのでブログの表面上は何も変わりませんが、IPアドレスは違います。
サーバー移行がうまくいかない場合は、表示がおかしくなるのですぐわかりますが、うまくいった場合は何の変化もないので、どちらのサーバーから表示されているのか判断できません。
移行前と移行後のサーバー動作確認は、サーバーのIPアドレスを見ると判断できます。
Firefox拡張機能「Flagfox」でサーバーのIPアドレス確認
Firefoxをお使いの場合は、Firefoxの拡張機能「Flagfox」がオススメです。

Flagfoxは接続先のサイトを国旗で表示し、カーソルを乗せるとドメインやIPアドレスを表示してくれます。これでサーバーのIPアドレスも確認できます。
国旗をクリックすると、サーバーのロケーションが表示されます。詐欺サイトを判別する際に、こういう機能があると便利ですね。
さらに国旗を右クリックすると、サイトの安全性やマルウェアのチェック、サイトに関する様々な情報が確認できます。Google翻訳やURL短縮もここから行えますよ。
Flagfoxは自分で機能を追加したり、ウェブサービスにリンクする等のカスタマイズが行えるので便利です。
ChromeのSEOアドオン「Open SEO Stats」
他にもIPアドレスを確認できるアドオンはたくさんあります。例えばChromeのSEOツールバー「Open SEO Stats」は、SEOに役立つ様々な情報が確認できます。
ChromeでサーバーのIPアドレスを確認するだけなら Website IP で十分ですが、Open SEO Stats はサイトのリンク調査やトラフィック数のチェックなどに使えるので便利です。
以上、ブラウザのアドオンを使ったサーバー移行時の動作確認方法をご紹介しました。この方法はmixhostだけでなく、レンタルサーバー全般に使えるので、ぜひ試してみて下さい。
PC内にあるhostsファイルにドメイン名とIPアドレスを記載して、移行先サーバーの動作を確認する方法は以下を参照してください。

ブログサーバーをmixhostに移行した時の手順はこちらをご覧ください。
