LINE@ と LINE公式アカウントのサービス統合に伴い、利用していたLINE@アカウントをLINE公式アカウントに移行させるため、LINE@MANAGERの管理画面から手続きを行いました。
移行期間は2019年4月18日よりスタートしています。また、2020年1月14日までにサービス移行が行われていない場合は、順次LINE公式アカウントに強制移行となります。
LINE公式アカウントへの移行ですが、特に難しい作業や手続きは必要なく、LINE@MANAGERやスマホアプリの管理画面から簡単に行なえました。
LINE@で取得したQRコードは2020年4月以降は利用できないとありましたが、引き続きLINE公式アカウントでも使えるようになっています。
ただし、LINE公式アカウントで今後提供される機能によっては、以前のQRコードで動作保証されない場合があるので、QRコード入りのポスターやショップカードを配布している場合は、印刷物を差し替えたほうがよいでしょう。
問題の多かったLINE公式アカウントアプリも、チャットに既読がつかない、名前の検索機能がないなどの点は修正されたようですが、アプリの通知音が鳴らない問題はそのままです。
強制サービス移行まであと1ヶ月ほどなので、そろそろ移行の準備を始めてください。
LINE@とLINE公式アカウントの違い
LINE@からLINE公式アカウントに移行すると、プランの名称や有料プランごとのサービス内容、料金が変わります。また、LINE@では有料プランしか使えなかった機能も、無料プランで使えるようになりました。さらに、データやリポートの機能も強化されています。
LINE@のプラン
フリープラン
ベーシックプラン
プロプラン
プロ(API)プラン
LINE公式アカウントのプラン
フリープラン
ライトプラン
スタンダードプラン
LINE公式アカウントの料金プランと送信できるメッセージ数は以下の通りです。
料金プラン | フリープラン | ライトプラン | スタンダードプラン |
---|---|---|---|
月額料金 | 無料 | 5,000円 | 15,000円 |
無料メッセージの上限数 | 1,000通 | 15,000通 | 45,000通 |
追加メッセージ料金 | 追加不可 | 5円 / 1通 | ~3円 / 1通 |
追加メッセージの料金は、数が多いほど単価が下がります。ただし、メッセージ配信数には制限があり、プランごとに定められた無料メッセージ数を超えて配信する場合は、追加メッセージ数の上限設定が必要になります。
LINE@はタイムライン投稿数に制限がありましたが、LINE公式アカウントは無制限でタイムライン投稿ができるようになります。
LINE@では有料プランでしか使えなかったリッチメッセージや、リッチメニュー、ビデオ配信などの機能が無料で使えるようになっています。
ポスターのダウンロードが復活しました。LINE公式アカウントに移行すると、すぐに使えます。
LINE公式アカウント移行前に行うこと
LINE公式アカウントへ移行すると、以前のLINE@アカウントは消えてしまいます。スマホアプリやPC版のLINE@MANAGERも使えなくなるので、事前にログインURLの変更や、LINE公式アカウントアプリのインストールを済ませておきましょう。
管理者が複数いる場合は、全員で移行日やログインなどの情報を共有しておきます。
あと、1:1トークの名称が「チャット」に変わり、履歴も一定期間より前の分は引き継がれずに消えてしまうので、移行前に1:1トークの履歴をバックアップしておきましょう。
LINE@MANAGERのメニュー「1:1トーク」からトークルームを開くと、上のメニューに「すべてのトーク履歴を保存」があります。
Internet ExprolerではLINE公式アカウントの管理画面に入れなくなります。推奨ブラウザはChromeなので、使用するブラウザを変更してください。
PC版LINE@MANAGERからの移行手続き
LINE@MANAGERの管理画面に「LINE公式アカウントへのサービス移行手続きに進む」と表示されています。
クリックすると、サービス移行の注意事項が表示されます。
注意事項を読みながら下までスクロールして「新プランを選択する」をクリックします。
LINE公式アカウントの新プランを選択します。LINE@の料金プランとは内容が異なるので注意してください。
注意事項の他に、追加メッセージ配信やお支払いに関する説明があります。
有料のライトプランまたはスタンダードプランは、移行完了の翌月から課金が開始されます。また、移行した月末までは追加メッセージ料金不要でメッセージを配信できます。
注意事項を読んだら「次へ」をタップします。
改めて選択したLINE公式アカウントのプランと、サービス移行開始の注意事項が表示されます。
「サービス移行の注意事項、新しい料金プランの内容、以下の「LINE公式アカウント利用規約」が適用されることを理解し、サービス移行を開始します」にチェックを入れて「サービス移行を開始」をクリックしてください。
サービス移行後はLINE@MANAGERが使えなくなります。LINEビジネスIDのログイン画面からLINE Official Account Managerにログインしてください。
LINE Official Account Managerは、以下からログインできます。
LINE Official Account Manager のログインIDとパスワードはLINE@MANAGERと同じです。
LINE Official Account Managerにログインすると、アカウントリストが表示されます。まずは自分のアカウントを選んでください。
こちらが自分のLINE公式アカウント管理画面です。以前と同じようにメッセージを配信したり、タイムラインへの投稿ができます。
一度アカウント管理画面にログインすると、それ以降のIDとパスワードの入力は不要になります。
スマホからの移行手続き
続いてLINE@のスマホアプリから移行する方法です。LINE@アプリの管理画面から「メンバー・アカウント管理」→「サービス移行を開始」に進みます。
LINE公式アカウントのサービス移行に関する注意が表示されます。
下の「新プランを選択する」をタップして、注意事項や料金プラン等の確認にチェックを入れて「サービス移行を開始」をタップしてください。
LINE公式アカウントのサービス移行が完了したら、スマホに通知が届きます。さっそく移動して確認してみてください。
移行後の注意事項
完成度の低かったLINE公式アカウントアプリは改善が進み、チャットに既読がつかない、検索機能がないなどの問題は解消されましたが、アプリの通知音が鳴らないのはそのままです。
LINE公式アカウントに移行すると、元のLINE@アカウントに戻すことはできません。また、以前に利用していたPC版のLINE@MANAGERや、LINE@のスマホアプリも使えなくなるので、LINE公式アカウントの機能がアップデートされるまで待った方がよいでしょう。
スマホからLINE公式アカウントのメッセージや投稿を作成する場合は、スマホアプリ版のLINE Official Account Managerをインストールしてください。
移行後の料金プランやサービス内容も一部変更になります。1:1トークも名称が「チャット」に変わり、履歴も一定期間より前の分は引き継がれずに消えてしまいます。
必要であれば、移行する前に1:1トークの履歴をバックアップしておきましょう。
LINE@のQRコードは2020年4月以降も引き続き利用できますが、サービスの名称やロゴは「LINE公式アカウント」に変更しないといけません。
名刺やパンフレットなどの印刷物にロゴやQRコードを掲載している場合は、随時差し替えましょう。
LINE公式アカウントへの移行はお早めに
LINE公式アカウントへの移行は簡単で、難しい作業や手続きは必要ありません。LINE公式アカウントへの移行は期限日があるので、それまでに移行を済ませてください。
2020年1月14日以降にLINE公式アカウントへ強制移行となった場合は、LINE@の有料プランでもLINE公式アカウントのフリープランに変更となります。
LINE公式アカウントのサービス内容はLINE@より大幅に向上し、LINE Official Account Managerでは分析機能やコンテンツのプレビュー機能がさらに充実しています。
使いやすく機能もさらに充実したLINE公式アカウントをぜひ体験してください。