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古いノートPCのハードディスクをSSDに交換する

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ハードディスクをSSDに交換

2011年にエプソンダイレクトで購入したノートパソコン「Endeavor NY3200S」のハードディスクを、余っていたSSDに交換して丸ごとデータコピーしてみました。

ノートパソコンに限らず、古くなったPCもハードディスクをSSDに換えるだけで見違えるほど早くなりますよ。古いパソコンの延命をお考えの方は、ぜひSSDに交換してみてください。

最近はSSDの価格も驚くほど下がって入手しやすくなりました。売れ筋の500GB ~ 1TBのSSDであれば、5000円から1万円程度で入手できます。

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古いPCが蘇る ハードディスクをSSDに交換

現在のPC環境はメインのデスクトップと、外出用のサブマシンとして2011年にエプソンダイレクトで購入した「Endeavor NY3200S」を愛用しています。4年ほど使い続けていますが、今までに故障は一度もなし、スペックにも不満はありません。

以前に使っていたI●MのノートPCは電源のトラブルが多く、高いお金を払って1度は修理したものの、同じトラブルが再発したので使うのをやめました。

やっぱりノートパソコンはスペックより、故障しないことが一番大事だと思います (-_-)

この先も現役で活躍してもらう予定ですが、4年も使っていると余計な起動項目が増えるようで、購入時と比べて起動時間が長くなりました。

また、ソフトの起動やファイルの移動時に時間がかかって、少し待たされることもあります。この辺はそろそろ改善しないといけません。

PCの起動時間や作業時間は、CPUやメモリのスペックよりも、ハードディスクのリードライト性能に寄るところが大きいので、古いPCでもハードディスクをSSDに交換すれば、まだ数年は快適に使用できます。

以前と比べて、ハードディスクからSSDへの交換はかなり敷居が下がりました。売れ筋の500GB ~ 1TBのSSDなら、5,000円から1万円程度で入手できます。

ハードディスクからSSDへのデータコピーも、フリーソフトで手軽に行えます。

今回は以前のメイン機から取り外した128GBのSSDが1つ余っていたので、これをノートPCに転用しました。

ハードディスクをSSDに交換するための準備

ハードディスクをSSDに交換するためには、以下のものが必要です。

  • 交換用のSSD
  • ハードディスク/USB変換ケーブル
  • データ移行用ソフト

交換用SSD

SSDは元のPC内にあるデータに合わせて容量を選べばOKです。

古いノートPCなら、まずハードディスク内のデータを整理してから、それより容量の大きなSSDを購入すればよいでしょう。SSDは500GB前後のものが5,000円以下、1TBなら7,000~8,000円程度で入手できます。

以前は120GBのSSDでも1万円ぐらいでした。PCパーツは恐ろしいほどの速さで値下がりしていきますねぇ。

amazonで人気のSSDメーカーは、CrucialやKIOXIAあたりでしょうか。今回購入したSSDは、Crucialのスタンダードモデル500GBです。

CrucialのSSDは2種類あり、今回購入したスタンダートと少し安いエントリーがあります。

ハードディスクのデータ移行 SATA/USB変換ケーブル

古いPCのハードディスクをSSDに移行させるには、SATA/USB変換ケーブルが必要です。移行先のSSDに変換ケーブルをつなぎ、移行元のノートPCはUSBで接続します。

このSATA/USB変換ケーブルは故障したPCからデータを救出するときにも使えるので、一つ持っておくと何かと便利です。仕事で古いPCを扱うこともあるので、SATAだけでなくIDE接続も可能なタイプを使っています。

こちらの変換ケーブルはSATA接続だけのタイプですね。

OSクローンソフト

続いてハードディスクのデータを丸ごとコピーするOSクローンソフトを入手します。「EaseUS Todo Backup Free」はフリーソフトですが、完璧なディスククローンが作成可能です。

※ 現在はEaseUS Todo Backupの無料版では、OSクローンができないようになっています。ハードディスクのデータコピーは有料版を購入するか、今回購入したCrucialのSSDに「Acronis True Image for Crucial」というOSクローン可能なソフトが付属されているので、こちらを利用してください。

入手は以下のサイトから、「無料ダウンロード」をクリックしてメールアドレスを入力すればダウンロードが可能になります。有料版購入を検討されている方もこちらでどうぞ。

EaseUS® Todo Backup Free - Windows用の無料データバックアップソフト
【EaseUS(イーザス)公式サイト】Windows 11にもご対応!EaseUS Todo Backup Freeは無料であなたのデータをコンピュータ、ハードドライブ、ネットワーク、CD / DVDなどの複数の場所までもバックアップできる...

他にも、以下のソフトを使うと無料でOSクローンが可能です。OSクローンはソフトとSSDの相性もあるみたいなので、失敗したときは別のソフトで試してみるのも手です。

  • Macrium Reflect Free Trials
  • MiniTool ShadowMaker

ハードディスクのデータを整理する

最後に、古いノートPCのデータを整理しましょう。SSDはある程度の空き容量がないと、性能が落ちると言われています。移行するデータは、移行先SSD容量のおおよそ7割~8割ぐらいに収めるようにしてください。

これを機に不要なデータは捨てて、保存するデータは外付けHDDに退避させましょう。

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ハードディスク内のデータをSSDに移行

準備が整ったら、ハードディスク内のデータをSSDに移行させます。なお、今回の作業はWindows10で行いました。Windows7や8をお使いの方は、適宜読み替えて作業してください。

まずはSSDに電源ケーブルとSATA変換ケーブルを接続します。ケーブルは形状が違うので間違えることはありません。このSSDは元々デスクトップPCで使っていたので、3.5インチベイ用のSSDマウンターがついたままです。

SSDに変換ケーブルを接続

ノートPCは起動させておきます。ノートPCにUSBケーブルを接続して、電源ケーブルのスイッチを入れて下さい。

SATA変換ケーブルでSSDをPCに接続

しばらくしてエクスプローラーを開くと、接続したSSDが認識されているはずです。ここを右クリックして、メニューから「フォーマット」を選んでください。

SSDをフォーマット

そのまま下にある「開始」をクリックしてください。SSDのフォーマットはあっという間に完了しますよ。

SSDフォーマット開始

EaseUS Todo Backup Freeでハードディスクのクローン作成

次に EaseUS Todo Backup Free を起動して、上のメニューから「クローン」を選択します。

EaseUS Todo Backup Free クローン作成

移行元のハードディスクにチェックを入れて「次へ」をクリックします。

EaseUS Todo Backup Free 移行元ディスク選択

移行先のハードディスクを選択します。下の「SSDに最適化」にもチェックを入れて「次へ」をクリックします。

EaseUS Todo Backup Free 移行先ディスク選択

移行先のハードディスクに移行元と同じパーティションが再現されて、「リカバリー後のレイアウト」が表示されました。しかし、なぜか消去禁止領域の容量が大きく取られて、メインの領域が減少しています。

容量は変更できるので、容量表示をドラッグしてメイン領域を増やしましょう。少しわかりにくいかもしれませんが、表示されている消去禁止領域の右端をドラッグして左に移動させて、メイン領域の左端をドラッグして左に移動させるというイメージです。

EaseUS Todo Backup Free パーティション再現

ハードディスクの表示領域がこのようになればOKです。右上の「OK」で作業に戻ります。

EaseUS Todo Backup Free ハードディスクの容量変更

最後に移行元と移行先のディスクを確認して、「次へ」をクリックします。

EaseUS Todo Backup Free ハードディスクの確認

「ターゲットディスクのデータが消去されますが、本当に続けますか?」と表示されるので、OKをクリックします。

EaseUS Todo Backup Free 最終確認

ハードディスクのクローン作成が始まりました。容量にもよりますが、今回はクローン作成におおよそ1時間弱かかりました。

EaseUS Todo Backup Free ハードディスククローン作成中

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ノートPCのハードディスクをSSDに交換

ハードディスクのクローン作成が終わったら、いよいよ本体のハードディスク交換作業に移ります。「Endeavor NY3200S」のハードディスク交換はそんなに難しくありません。裏蓋を開けて取付金具を外し、ハードディスクを横にスライドさせるだけで簡単に脱着できました。

まずはプラスドライバーでネジを6ヶ所外し、裏蓋を開けます。

Endeavor NY3200S 裏側

裏蓋を開くと、左下にハードディスクの装着スペースがあるので、取付金具を外します。

Endeavor NY3200S 裏蓋を開く

取付金具を外すと、ハードディスクが姿を表しました。このまま左にスライドさせるだけでハードディスクが外れます。

Endeavor NY3200S ハードディスク

Endeavor NY3200S に装着されていたハードディスクは、WESTERN DIGITAL製の320GBでした。これをデータ移行済みのSSDに入れ替えます。当然ながら、どちらも同じサイズですね。

HDDとSSD

コネクターの向きを確認して、ハードディスクを左から右にスライドさせます。これで装着完了です。

Endeavor NY3200S ハードディスクを装着

ドキドキしながら電源を入れると・・・おお、ちゃんと起動しましたよ。しかも以前よりWindowsの起動が早いです。

SSD入れ替え後 windows起動

というわけで、ノートPCのハードディスクは無事にSSDへ移行しました。めでたしめでたし・・・

SSD交換後のWindows起動時間

では、実際にどれぐらい起動時間が短くなったのか測定してみましょう。起動時間測定に使ったソフトは、Windowsのシステム起動時間を自動で測定してくれる「BootRacer」です。

PC起動時間測定ソフト BootRacer

BootRacer--オールフリーソフト--
BootRacerの紹介。対応OS XP(64bit)/Vista(64bit)/7(64bit)/8(64bit)/8.1(64bit)/10(64bit)/11、言語-日本語、ダウンロード先のリンク。説明 BootRacerは起動する度...

起動時間は電源の状態や環境によって毎回異なるので、数回再起動させて判断しています。

こちらはSSD入換前の数字です。最短で77秒、最長で126秒もかかってますね。これだけの差が出るのは、起動時のソフト更新の有無もさることながら、省電力モードの影響もあるようで、バッテリー駆動時は起動時間がかなり伸びてしまいます。

PC起動時間測定ソフト BootRacer SSD入換前の測定結果

そして、こちらがSSD入換後の数字です。入換前の最長126秒と比べて、起動時間はおおよそ3分の1になりました。最終的な数字は43秒前後で安定するようになり、電源の有無にかかわらず起動時間が大幅に短くなりました。

PC起動時間測定ソフト BootRacer SSD入換後の測定結果

HDD内をかなり整理したおかげで、入換前直近の起動時間は61秒とかなり短くなっていましたが、入換後はさらに20秒近く短縮されています。

もちろん、SSD入換の効果は起動時だけでなく、ファイルの移動やソフトの立ち上げ時にも現れます。これなら我が愛機もしばらくは現役のままで、快適に使うことができるでしょう。

古いPCでもSSDに交換するだけで、見違えるほど早くなります。皆さんもぜひチャレンジしてみてください。

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